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私、産まれ故郷ではチートでした。  作者: 霜月満月
第三章 決意とこれから
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46話 感情が忙しかった1日

その日の夜。夕食後。

母様、姉様、伯母様は宣言通り私を連れて城内にある大浴場に向かった。


そして今、4人で湯船に浸かっている。

私は中に入る前の脱衣スペースや体とかを洗う時に見てしまった。


3人共スタイル良すぎる‥‥。

私もああなるのかな‥‥なる気がしないんだけど‥‥。


と考えてると。


「ルリ?どうしたの?」

「姉様。母様と伯母様も。スタイル良すぎません?」

「「「え?」」」

「綺麗過ぎます。」

「「「そう?」」」

「はい!」

「ルリもいつかこうなると思うわよ?」

「‥‥‥‥現時点で凹凸がハッキリしているわけでもない私の体が母様達みたいになりますか?」

「大丈夫よ!私達と同じ血が流れてるんだから!」

「‥‥‥‥‥期待は持ち続けることにします。」

「ふふっ。」

「母様?」

「ルリが一緒に入ってくれてるのが嬉しくてね。」

「それは私もですよ。母様。ルリと入るの楽しみだったんですから。」

「え?楽しみって姉様‥‥まさか遊ぶつもりですか?確かに泳げそうなぐらい広いですけど。」

「う~ん。小さい頃なら遊んでたわね。今は単純にルリとゆっくり話たいだけよ。」

「確かに小さい頃なら遊びそうですね。お話も今日から私の王女教育にゆとりをもつ様になったので前より話す時間があると思いますよ?」

「本当!?」

「はい。」

「やった!」

「むぅ‥‥いいな~。私はあと3年待たないとルリと毎日一緒の日は来ないのに‥‥。」

「姉様。逆に私達はあと3年しかルリと一緒の時はないんですよ?」

「たまには帰らせてあげるわよ。」

「それでもなかなか会えなくなるのは変わりませんよ!」

「‥‥‥‥瞬間移動ができれば問題ないんでしょうね。」

「「「え?」」」

「だから瞬間移動です。一瞬で場所を移動できれば色々なことできますよね?」

「そ、そうね。」

「‥‥‥巫女の私は何ができるんでしょうか?」

「ルリも知ってると思うけど、巫女に関しては資料が少なくて分からないことが多いのよ。」

「はい。だからこそオリジンに聞かないとですね。私の封印が洗礼の後、消えた理由とかも。」

「そうね。ルリの疑問、全部聞いちゃったらいいのよ。」

「はい。そうします‥‥‥母様。」

「なに?」

「のぼせそうです‥‥。」

「「「あ。」」」

「ふふっ。上がりましょうか。」

「「はい。」」「ふふっ。」


そして大浴場から出たあと、私は中庭の東屋に向かった。そしてソファーに座って涼んでいると。


「あ。ルリ、ここにいたんだな。」

「あれ?リヒト?」

「隣、いいか?」

「勿論。」


リヒトがルリの隣に座ると。


「なあ、ルリ。」

「ん?」

「ルリは強くなったら一旦日本に魔岩を破壊しに行くんだろ?」

「うん。」

「その時、俺も行っていいか?」

「へ?リヒトも?」

「駄目か?」

「ううん。むしろ嬉しいけど、いいの?」

「ああ。だから行く時は知らせてくれ。」

「分かった。リヒトも明日、伯父様達と一緒に帰るんだよね?」

「ああ。」

「今度はしばらく会えないんだよね?」

「そうなるな。」

「じゃあ今のうちに聞いとこうかな。」

「なにを?」

「ふふっ。リヒト、私はお酒を飲んだ時のこと覚えてるって言ったでしょ?」

「ああ。」

「リヒト、あの時二人きりの時なら答えてくれるって言ったよね?」

「‥‥‥‥ルリのどこを好きになったかの話でしょうか‥‥?」

「なんで敬語?‥‥まあ、いいや。その話。今、二人きりだよ?」

「‥‥‥そうですね‥‥。」

「‥‥‥言わないおつもりでしょうか?王太子殿下。私にだけ言わせておいて、ずるいですよ?」

「敬語で返された‥‥。」

「王太子殿下~?」

黒い笑顔になっていたのか。


「はい。申し上げます。」と。


そして。


「まずはやっぱりルリが可愛いから。顔もだけど、仕草、行動、言動全てが可愛い。」

「ふぇっ!?」

「勉強熱心だし、努力家だし、誰に対しても優しいし。俺に魅力に溢れた人ってルリは言ったけど、その言葉そっくりそのままルリに返す。ルリこそ魅力の塊じゃないか。」

「‥‥‥‥あの時のリヒトの気持ちが分かった‥‥。」

「ん?」

「帰ってくる時、船の中でリヒトは私に聞き出したでしょ?あの時、自分で聞いておいて恥ずかしくなったって言ったのよく分かった。今、すごい恥ずかしい‥‥。」

「だろ?」


今顔真っ赤なんだろうなと思ったので既に両手で顔を隠してます。


「まだ言うか?」

「まだあるの!?」

「勿論。でも今言っただけでも俺がルリ本人を見て幻滅する要素がないって言った理由、分かるだろ?」

「‥‥‥‥答えるのが恥ずかしい‥‥。」

「それは肯定と受け取るな。で、まだ言うか?」

「もういいです‥‥。」

「そうか。で、ルリ。もしかして風呂上がりか?」

「うん。母様達と話してて、のぼせる手前まで浸かってたから涼んでた。」

「ならそろそろ戻らないと湯冷めするんじゃないか?」

「うん‥‥そうなんだろうけど、今顔が熱いからまだ涼んでる。」

「駄目だ。風邪引いたらどうする。」

「うっ。」

「‥‥‥ルリ。顔、隠してたいか?」

「え?うん。まだ顔熱いし。」

「そうか。(ニヤリ)なら、運んであげよう。」

「え!?い、いいよ!リヒト‥‥って‥‥わっ!」


問答無用で横抱きにされて移動を開始しました。


「大人しくしててくれよ~。じゃないと落ちるぞ~。まあ、落とさないけどな。」

「‥‥‥楽しそうだね。リヒト。」

「ああ。ルリが大人しく俺に抱えられてるからな。」

「私はますます恥ずかしい‥‥。」


そしてそのまま本当に私の部屋まで送ってくれた。

私が片手だけ動かして扉を開けると、中からマリー達が近付いてきて。


「姫様?どうされたんですか?」

「どうもしない‥‥後で説明する。とりあえずなんともないから安心して。」

「そうですか?」

「うん。」

「では、殿下。姫様をそのままベッドまで運んで頂けますか?」

「ああ。」


そして私をベッドの上にそっと下ろしてくれた。


「リヒト、ありがとう‥‥。」

「ああ。どういたしまして。おやすみ。ルリ。」

「うん。おやすみ。」


リヒトが去った後、ルリはマリー達3人に質問攻めされたことは言うまでもない。

あ。全く意図していた訳ではないですが、ホワイトデーにリヒトからの告白返しになりましたね。

ルリが話したのはバレンタイン過ぎてましたが。

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