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18話 旅の間

そしてようやく旅を再開させた私達は予定通り南下していった。


途中の野営でリヒトさんに剣術を教わり、街で宿を取って泊まった時はこの世界の私が知らないことを教えてもらった。


まずはこの世界での読み書き。

まさかまた読み書きを勉強し直さないといけなくなるとは思わなかった。でも必要なことだからと私から頼んでリヒトさんに教えてもらった。


次にお金の単位。

この世界のお金→日本のお金に例えると


小鉄貨1枚→10円

鉄貨1枚→100円

銅貨1枚→千円

銀貨1枚→一万円

金貨1枚→十万円

白金貨1枚→百万円


紙幣はないそうだ。不思議な感じ。


次に私の力の正体。

これに関しても魔族と人間で使える能力が違うとのことだ。で、私達は両方の力を受け継いだハイブリッド。


‥‥‥すごいことの様な気がするのに何で差別されるんだろ?


それをリヒトさんに聞いてみると、それは私達がある意味第三の種族とも言える存在だからだそうだ。

強い、異質なものを嫌遠する様な感じだと。


まず、魔族が使うのは魔術。

自然にある魔素を取り込んで魔術に変えて使うそうだ。

主に火、水、風、土の四大元素。他にはリリスさんの治癒や回復などがある。


人間が使うのは法術。と言い張ってるそうだ。

言い張ってるというのは大昔のまだ共存していた頃は、精霊を介して自然界の力を借りて術を使う、いわば精霊術を使っていた。

だが、いつの頃からか差別意識が芽生え始めた時に精霊達からも見離されたそうだが、自然界の力を借りる方法をどうやってかは知らないが、得たらしくそれで術を使っているそうだ。なので当時いた精霊の種類だけ術が使えるといわれている。


そして魔族の土地と人間の土地。それぞれ地質が違う。

魔族の土地には魔素があるが、精霊の存在は確認されたことがない。なのでいるかも知れないが分からない。

逆に人間の土地は精霊達はいたが魔素はない。


だから魔族が人間の地に、人間が魔族の地に行っても存分に術を発動できない。生活も環境が違うので難しい。

なのでお互いに土地を奪っても意味がないそうだ。


私達のご先祖様達が違うのはこの法則が全く意味をなさない。勿論両方の血と力を受け継いだ存在だからだ。

人間の土地でも、魔族の土地でも関係なく力は使えるし、生活もどちらでもできる。

すごいことだが、これも差別の対象になった要因‥‥というか、脅威と思われてるそうだ。


そして肝心の私の力だが、魔術と法術の掛け合わせということで「魔法」と言われているそうだ。

なので私はまだ見たことがないが、リヒトさんも使えるという魔法は自然界の力を借りる精霊術と魔素を取り込んで使う魔術。両方の要因を持っているそうだが、正直どっちの力を使ってるかは感覚では分からないそうだ。

今話したのは知識として知っていただけで、実際の魔法は感覚や水とか火とかの概念を意識して発動させていたと。

どうやって発動させたとかは考えたことがなかった。気付いたら出来てたと。


‥‥‥‥天才か?


ではなく。

そもそも私達のご先祖様達が渡った新大陸が特殊だったそうだ。

その大陸には魔素も精霊も等しく存在していたと。

まさしく私達の為かと言えるところだとか。

なので魔族も人間も入って来たら生活がし辛かったらしく、一緒に海を渡ったご先祖様達の魔族や人間の両親は苦労したそうだ。

今では差別意識のない人間や魔族の一部の人達は混ざっているもののほぼ狭間の者達しかいないとのこと。


で、結局私自身もあの時使った魔法が何なのかは分からない。リヒトさんと同じ。何故か使えた。

なので自由に使える様になる為には練習あるのみだが、この大陸で練習すると調整が難しいのでやめておいた方がいいと言われた。

両親の下に帰りついてからだと。


そして最後にあの化け物がこの世界では何と呼ばれる存在か。


あれは動物が魔素を取り込み過ぎて姿が変わった「魔物」というそうだ。

魔素を取り込むので魔族の土地にしか現れない。


私達がこの世界に来て最初に出くわした時のやつは魔物になった後、あの場に流れついただけだろうと。


そして私達はそんな話をしたり剣術を教えてもらったりしながら、旅を続けて数ヶ月。

この頃には私も自分で魔物を倒せる様になってきていた。


そしてようやく大陸の南端、港町に到着した。

ここからは船で海を渡るのだが、魔族の土地から狭間の者達の土地へ行く。


船、あるのかな?


と、思ったら数日に一度船は出ているそうだ。

何と魔族と交易をしている地域があるとのことでそれに便乗させてもらえると。

ただ、便乗と言っても無料という訳にはいかない。船賃を取ると。そしてあっさり二人分の船賃を出すリヒトさん。

私はずっと気になっていたことを聞いてみた。


「リヒトさん。」

「ん?」

「お金ってどうしたんですか?」

「ん?勿論、ルリの本当の両親から預かったお金だぞ?ルリを迎えに行く時に旅の資金として使ってくれって渡された。」

「じゃあ、宿代とか食事代とか全部私の本当の両親から渡されたお金で?」

「ああ。」

「良かった~。リヒトさんのお金だったらどうしようかと‥‥。」

「ああ、そこ気にしてたのか。早く言えば良かったな。」

「本当ですよ!」


そして私達はようやく故郷の大陸へと渡る。

お金の単位ですが、ほぼ別作の「転生できたので自由に生きたい」と同じです。

さほど使わないかな~と安易な考えです。

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