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13話 経緯

頃合いを見計らった様に扉をノックした人物は。


「ガリアです。起きていらっしゃいますか?」

「どうぞ。」


ガチャ


「良かった。お目覚めでしたか‥‥‥あ、ルリ様もお目覚めでしたか。」

「はい。すみません。大分寝てしまったみたいで。」

「いいえ。構いませんよ。お二人共昼食は食べられそうですか?」

「はい。」「は、はい。」

「では、こちらに運んでもらいますのでもう少々お待ち下さい。」

「あの、すみません。色々良くして頂いて。」

「お気になさらず。では失礼しますね。」

「「はい。」」


そして少しすると城のメイドが食事を持ってきた。


部屋の中で食べたんだが‥‥この部屋は広かった。

部屋はルリ達が寝てた部屋の扉を挟んだ隣にソファーとテーブルが置いてあったのでそこで昼食を食べた。

そして昼食を食べ終わって、部屋を歩き回ってみると備え付けでお風呂とかもあった。


これ‥‥賓客の客室なんじゃ‥‥?


そしてソファーに戻ってくると、リヒトは紅茶を飲みながらゆっくりしていた。


「リヒトさん。」

「ん?探険は終わりか?」

「はい。リヒトさん、この客室広すぎませんか?」

「そうか?」

「‥‥‥‥なんとなく思ってましたが、リヒトさんってお坊っちゃん育ちですよね、絶対。」

「え?‥‥‥何でそう思うんだ?」

「この無駄に広い部屋を見ても動じないということは同等の部屋に通されたことがあるか‥‥‥住んでたとかだと思うんです。実際、私はこんな広い部屋初めてだったのでキョロキョロしっぱなしだったでしょう?」

「た、確かにそうだな‥‥‥。」

「で、やっぱりこの世界だと‥‥‥貴族の子息とかだったりするんですか?」

「悪いが、言えないって言っただろ?」

「むぅ‥‥‥。私、両親に会うまで何も知らされずにいないといけないんですか?」

「ぐっ‥‥‥‥‥俺が話していい範囲では話すから。」

「でも少しずつ小出しで核心に迫ることは話してもらえないんですよね?リヒトさんは知ってる私のことを、私は知らされないってことですよね?」

「‥‥‥‥‥そうなるな‥‥‥ごめんな。俺が話していいなら全部話すんだが‥‥」

「‥‥‥‥とりあえず、私の両親はリヒトさんより立場上、上なんですね?だから口止めに従ってるんですよね?」

「‥‥‥‥‥ああ。」

「そうですか‥‥‥分かりました。じゃあ元々両親に文句言うつもりだったので、更に文句が増えただけだと思ってリヒトさんのことを詳しく聞くのは諦めます。」

「え?」

「何ですか?」

「文句言うのか?」

「当たり前じゃないですか。どんな理由があろうと14年も離れていた娘を呼び戻そうとするし、自分達で迎えにもこない。自分達で話したいから黙っててくれって横暴もいいところじゃないですか。むしろ文句しかないです!‥‥‥まあ多分私の力が原因で手離したんでしょうけど。」

「!!」

「これは正解みたいですね。」

「‥‥‥」

「答えなくていいですよ。」


コンコン


「どうぞ!」


ガチャ


まず入ってきたのはガリアだった。その後ろから護衛の三人と優人も入ってきた。

「お話中でしたか?」

「はい。でも大丈夫です。」

「そうですか。」

「ルリ。もう大丈夫なのか?」

「はい、大丈夫ですよ。優人さん。」

「なら話聞かせてもらっていいか?」

「はい。勿論です。」

そしてあの場にいた全員が揃って話を始めるのだが。


「俺達があの場にいた経緯はルリが話してやってくれ。」

「え?私がですか?」

「ああ。日本のこともな。俺が話すと余計なことまで喋りそうだからな。ルリの知ってる範囲がちょうどいいから。」

「そういうことなら‥‥。」

「ではまず、あの街にいた経緯を教えて頂けますか?」

「はい‥‥‥リヒトさん、どこから話したらいいんでしょうか?」

「う~ん。この世界に来た辺りからでいいんじゃないか?理由も言わないといけなくなりそうな気がするし。」

「‥‥‥‥そうですね。そんな気がします。」


話せるだけ話さないと旅の続きさせてもらえない気がするんだよ。

城から出してもらえない様な気がする‥‥優人さんに。


「どこから話すかはお任せしますよ。」

「では‥‥」


そして私はこの世界に来た理由と、旅の途中であの街に寄ろうとしていたこと、街から煙が上がっているのを発見して急いで行ったら既に火の海だった光景やリト君の話もした。


「ではあの光は?」

「光?」

「はい。お二人のどちらかではないのですか?」

「ルリですよ。」

『え?』

私も含めてリヒトさん以外が驚いていた。


「ルリ。あいつら一掃したの、ルリだって言っただろ?その時のことだよ。」

「え?光?‥‥‥‥私、そっちも使ってたんだ‥‥。」

『え?』

今度は私以外の全員が驚いていた。


「なあ、ルリ。治癒もだが、前にも使ったことがあるのか?」

「‥‥‥‥‥はい。」

「いつだ?」

「去年です。覚えている範囲では。」

「覚えている範囲では?‥‥‥小さい時にも?」

「あるらしいです。」

「リヒト様、ルリ様。その話は我々も聞いていい話でしょうか?」

「その前に優人さん。優人さんがこの世界に来たのも去年ですか?」

「え?ああ。」

「ではあの「魔岩」と日本で言われていたものもご存知ですよね?」

「!‥‥ああ‥‥‥。」

「では私と同じく最初は驚いたんじゃないですか?日本とこの世界で同じ化け物が現れて。」

「まあな。」

『!!!』

私、リヒトさん、優人さん以外の4人が驚いていた。


「日本にも出るのですか?あと、「魔岩」とは?」

「はい。これを説明しないと何故私が力を使ったことがあるか話す時に謎だと思いますのでそこからお話しますね。」

「ではルリ様の力という話も聞いていいのですか?」

「いいですよね?リヒトさん。」

「‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ああ。」

「今すごい悩みましたね。」

「言っていいもんか判断に困っただけだ。俺も聞きたいから話してくれ。」

「分かりました。ではまず、魔岩からですね。」


そして私は日本でおきていたことを話し始めた。

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