もう一つの物語第3話.クズやばそうな女子生徒Xに絡まれる
「はぁ~、行きたくねぇ~」
やや重い足取りながらも、ちゃんと学校に行こうとする俺
社畜予備軍の鏡・・・偉くない?見習ってほしいぜ、ほんと
ただ、これだけは聞いてほしい・・・今日はマジで
学校に行きたくない・・・それは昨日だ・・昨日の所為だ
昨日、あのXさんに言われたことの所為で....
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「は・・・更....生?」
「ええそう、更生よ」
俺はこいつが何を言っているのかがわからなかった、更生?
誰を?俺?意味が分からない、本当に何を言っているんだ
こいつは?頭おかしいんじゃないか?
「頭おかしいんじゃないか?」
「・・・・・」
「あ・・・」
口に出してしまった・・・ま、まあこれでこいつもどこかに
・・・・・いかない!?どうゆうこと?顔色も変わってないし
・・・こいつ、マゾか?
「変なこと考えないでくれるかしら?それに
私は、受けじゃなくて攻めよ」
なんでわかるの?おかしくない?・・・それに最後のほう
俺、別に聞いてねえし
「まあそれはどうでもいいとして、とりあえず明日から
あなたの更生を始めるから」
「いやいや、ちょっと。決定事項のように言うのやめてくれる?
俺、いいとは一言も言ってないよ?」
なんなのこいつ・・・もう、ほんとヤダぁ~
それに、名前すら知らないし・・・
「あら、先生からは無理矢理でもいいといわれているから
あなたに拒否権はないから」
せ・・先生ぇ~、まあ仕方ない。先生きれいだし・・・
ただ、まじでこいつなんなの?
「あら?まだ納得してない顔をしているのね・・・
もしかして私の名前知らないの?」
いや、だからなんでわかるの?・・・それに、こいつ...
なんでさも、知ってて当然のような言い方なの?それならこっちも
少し、言わせてもらうぜ.....
「いや、別にあんたのことなんて知らねえよ、なに?
もしかして校内全員があんたのことを知っているとでも
思ってたの?いやあ~、それは『頭』がかわいそうですなぁ
....自意識過剰乙(笑)」
いった・・・言ってやったぞ・・・・これでこいつも・・・
ファッ!?こいつ・・・また笑って・・・と考えていると
「ハア、さっきから黙って聞いていれば...愚痴愚痴愚痴愚痴、
煩いわね、みっともない。あなた、仮にも男でしょう?
元はと言えばあなたのその性格が問題なのだし、それに
最初からこうなると分かっていたのでしょう?
それならつべこべ言わずにハイと言えばいいのよ...それか
いっそのこと性転換手術でも受けて女になったらどう?」
ボロクソに言ってきやがった...ふん、こんなことで
俺がへこたれるとでも思ったのか?
「で?どうでもいいこと言ってないで、明日からっていったい
何を始めるんだよ、まず先に説明しろ」
これ以上話を長引かせるとめんどくさくなるとふんだ俺は
こいつに説明を求めた・・・さっさと帰りたいじゃん?
するとこいつは、淡々と説明をしだした。
「まずは、あなたの更生プロジェクトを始めるにあたって
いろいろと説明をしないといけないの」
「ほほう、それで?」
「で、今説明しても時間がないから明日に回そうと思うの」
「へ、へえ~で、次は?」
なぜか、嫌な予感がする俺....なんていうかこう・・・
俺にとって苦痛しか感じないものが来る感じが・・・
「だから明日、放課後に音楽室に来なさい」
「え?音楽室って・・・使っていいの?」
警戒してた答えと違うことに素っ頓狂な声を上げてしまう
俺、ただ素朴な疑問もあった。部活に入っていないから
わからないが中学の時音楽室って、吹奏楽部が使ってる
イメージが・・・
「音楽室はこの学校・・・小さいのよ。だから、吹奏楽部も
別のところで練習しているから放課後は特に誰も使わないのよ
・・・それに・・・」
そういって、片手をゆっくりあげる女子生徒X、その手に
持っていたのは・・・一つの鍵だった。
「その鍵って...もしかして・・・」
「お察しのとおりよゾウリムシ、三浦先生に許可をもらって
予備の鍵をもらったの、これでいつでも出入りできるわ」
またも先生~、はいいとしてこいつ・・・俺のことを
動いて光合成をするしか能がない微生物だって?
はん!この戯けが!俺は猿くらいには考える力はあるわ!
・・・あれ?どっちも人間じゃなくない?
「そうか・・・音楽室に行けばいいのか・・・
オーケー、じゃあな」
そういって靴を履き、素早くその場をあとにする
・・・・誰が行くかよ・・・・。
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そんなことがあって行く気が起きず、学校を休みたいと
家族で食事をしているときに話したんだが、姉から・・・
「馬鹿かあんたは・・・いい機会だしあんたのその
腐った考え方と根性、矯正してもらいなさい」
と言われた・・・そこで俺も「・・・分かったよ」と
言ってしまうあたり、弟なんだなあと思うが
そんな中、俺に一番ダメージを与えてきた人物がいる
それは・・・妹だ。俺には中学に入る前の妹がいるが
この妹が、なかなかに辛辣でねこの前だって
「お兄ちゃん、その言葉づかい気持ち悪い」
なんて言われましてね、昨日は特につらかった
妹に
「お兄ちゃん、その腐った性格が変わるの?」
と聞かれたので、「もしかしたらね・・・」と言ったら
「そうなんだ!じゃあきれいなお兄ちゃんになってきてね!」
と満面の笑みで言われた・・・俺ってそんなに腐ってたの?
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「・・・・・ああ~、学校着いちまったなぁ」
学校の前に着いた俺は、そういってとある箇所の
窓をにらみ
(あいつとは絶対、話さないようにしよう・・・)
そう、思うのだった・・・
いつ投稿できるかわかりません、ごめんなさい。
ですが、少しでも読んでくれていると思っておりますので
わたしも頑張ろうと思います。