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もう一つの物語第2話.クズやばそうな女子生徒Xに絡まれる

「おはよー」

「「おはよー」」


挨拶飛び交う朝の教室、もちろん俺は

...挨拶などしない

何故かって?だって、意味がない。

人と挨拶をしたところで何になる?

爽やかに見られる?元気に見られる?

そんな理由だったらしなくていい。

しなくちゃいけないのなら、そんな世界

朽ち果ててしまえ。


っと、始まりがネガティブなのは

気分的によろしくないな。

ども、クズの佐々木 夕です。

今は、何をしているのかだって?

今は..いかにも「私寝てますよ」アピール

をし、俺が挨拶をしなくていいようにする

ために机にうつ伏せている真っ最中です。

もちろん、常に周りの音を聞いてるんだが。

ただ、眠いのは本当だ、今もうっすらと

睡魔が襲ってきている。


昨日...というか今日、3時ほどまで画像

探しをし(もちろんキャラ画)、1時間ほど

ゲームして寝たので2時間ほどしか寝ていない。


俺は朝6時に起きて7時に家を出ている

家は学校から遠くはないが近くでもないので

この時間に出ないと一番乗りで学校に

これないのだ。

何で1番に来るの?と、思ってるだろうから

いうと、

『すぐに学校に来て後から来たやつ

見下したいんだもん(本当)』

ただ、最近俺より早いやつがいるんだよな...

そう思いながらとある場所を見る

そこは、廊下側の真ん中の席にいる女子生徒

名前は....あっ、忘れたわ。

確か、学校一美人だとか言われてたような...

まぁいいや女子生徒Xと名付けよう。


それで女子生徒Xなんだが、最近俺より早いんだ

しかも、授業中寝ていない。

俺が聞き耳を立てて聞いた話では

女子生徒Xはどの部活にも入っていないらしい。

で、帰るときも、俺より早い。

まるで流星のごとくすぐ消える。


これが、ここ最近になってって点を除けば

別に普通なんだがな...そして今日も

女子生徒Xは俺より先に帰っていた。


俺は今日は珍しく、クラスの奴らよりちょっと

遅くに帰ろうとしていた...いや、俺だってね?

早く帰りたかったよ?でもね?先生にお呼ばれ

したんだ、俺のクラスの担任にな...

どうでもいいことだが、美人先生で生徒からも

告白されたことがあるとかないとか....

そして俺は担任の名前すら覚えていない

それで、呼ばれた理由としては




「佐々木...これはなんだ」


そう言って先生が見せてきたのは一枚のプリント

それは、昨日あった『人間関係の有効性について』

という講話の感想用紙であった、そして右上には

俺の名前...うん、俺のですわ...確か内容は、


『今回の講話は、大変自分の考えに影響しました

講話での有効性についてはとても同意できるもの

でした。しかし...』


と書いている、そうそうこんな感じに書いたが

...どこに問題が?


「佐々木、これはなんだ?ここの一文と

ここの一文」


先生に指された場所を見る、書いてあったのは


『...じゃなく、人は必ずしも裏を持っていないとは

限らない点が...』

『...よって、私は人にとやかく言わせるのは

自分の良心が痛むし、人にとやかく言われるのも

嫌なので人間関係をつくる努力はしないし

そもそも学校で人間関係をつくる意味を見出せない

ので、友人はつくりません』


だった...うん、我ながらいいことを書いた、とは

思うんだが、これが何か?


「佐々木、お前は何が悪いのかわかって

いなさそうだな?」

「ええ、別に感想を書いただけですし、

何が悪いのか...」

「その感想文が問題なんだよ、なんだこの

『裏を持っていないとは限らない』とは、

そんな話はしていない。それに最後の

『つくりません』ってなんだ、最終的に

お前の意見になってるじゃないか」

「ああ確かに、言われてみれば...でもそれって

別に些細なことなんじゃ?」

「はぁ...私が言いたいことはな?佐々木、

こんなことを書くお前の人間性を心配してるんだ」

「心配ですか...美人な先生に言われると

胸がトキメキますね(笑笑)」

「話を脱線させるな...はぁ、もういい帰っていいぞ」




そんなこんなありましてね、遅れたんですよ

そんなことを考えていると目の前30メートル先の

階段を、相談役君と一人のおとなしめな女子生徒が

一緒に登っていった...

あれは...うん、相談事ですな

いや〜、だって女子生徒の緊張の仕方が

親しい友達に秘密を話す決心をした人の緊張の仕方

だったからな...

あっ!俺にも友達はいたよ?話にものってあげた

ことがあったからわかったんだよ?

...中学から、友達は二次元になったけどな...

色々考えながら、二人が見えなくなると動きだした


そして、ロッカー兼下駄箱へ着き、俺のロッカー

のところまで行くと、一人の生徒が立っていた...

...仁王立ちで...

しかもあの、女子生徒Xさんじゃん

なんで?先帰ってたんじゃないの?

そう思いながらそーっと近づいて行くと


「あなたね...三浦先生が言っていた

人間性が心配な屑っていう生徒は...」


あってそうそう辛辣ぅ!...豆腐メンタルには

結構効くな...それに担任の先生...三浦先生だったか

俺のことそんな風に思ってたんですね...

俺は精神的ダメージを悟られないために

平然を装いながら女子生徒Xに話しかける


「すまねぇ、そこどいてくれ靴がとれん」


すると女子生徒Xは驚きの発言をした


「あら?もしかして私があなたに用事がある

ことがわからなかったのかしら?...はぁ」

「あん?用事だぁ?なんだよ用事って、それに

用事があることぐらいわかってましたー(笑笑)

めんどくさそうだからスルーしただけだ(キリッ)」


相手を煽り、最後にイキる...これが俺の...


「聞いていたとうりのクズね」


あ、あれれ〜?おっかしぃぞぉ〜?(汗

なんで効いてないんだ?これ言ったら他のやつは

なんか知らんが文句吐いてどっか行くのに...

そこで俺は最終手段に出る


「すまんが何度クズと言われようが言われ慣れて

いるから効かんぞ。それに用事と言われても

何故俺が聞かないといけないんだ?別に俺の

学校生活というか俺が生きて行く上で大切なこと

じゃないことなんだろう?それなら話されても

べつに時間の無駄だからそこどいてくれ」


決まった...これでこいつも...って、えっ!?

こいつ、笑ってやがる!?

こいつ...マゾか!?


「フフフ、想像以上のクズっぷりね。

これは...」


そこで俺はとんでもないことを聞かされた...






「これは...更生のしがいがありそうね」


そう言って怪しげな微笑みをこいつは浮かべた





「は?...更...生...?」




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