第一話.ご相談はお気軽に
『運命の女神たちが人間の運命を決定するとき
そこには憐憫もなければ公平感もない』
(チャールズ・チャップリン)
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今日は一段と教室が騒がしい……
何かあるのだろうか………
そう思った俺…渡辺 相太は前の席にいた
男子生徒…もとい俺の友人に話しかける
「なぁ健司」
「おう?なんだ、相太?」
俺が話しかけた友達…見た目金髪にピアス…
今時いるのかすら分からない見た目の奴
名前は…名島 健司
中学からの俺の友達で親友と言っていいほど
仲が良い。
ただ中学終わりまではこんな格好してなかった
はずなのだが……
理由を聞いても「イメチェンした」しか言わない
まぁ俺にはどうでもよかったのだがな
健司とは結構話すし話してて楽しいし
一緒にいて楽しい奴なのでどんな格好をしようと
友達をやめることはない…と思う。
そして何故俺がこうなったのかを知る
二人のうちの一人が健司だ
「いや、何でこんなに教室が騒がしいのかと」
「あー、あれだよアレ」
そう言って健司は小指を立てながら言う
小指…?何故小指?……分からんなー
「何が言いたいんだ?」
「はぁー、やっぱりお前って…いや、やっぱ
いいわ、まぁ要するに付き合うとかなんとか
って話をしてるんだよ」
なるほど…だからか………納得…しねーよ!
「いやいや、それだけでこんなに教室が
騒がしくならねぇよ……そんで?本当は?」
「妙に感がいいよな…特技のおかげか?
まぁいいや、そんで本当のことを言うと…
お前、佐伯 琴美って知ってるだろ?」
「あぁ、知ってるけど?」
あぁ、知っているとも、彼女の名は…
佐伯 琴美俺らと同学年の2年生、
成績優秀で運動もまぁ少しだけ出来るぐらいで
見た目に関しては、ゆったりした眼鏡っ娘で
学年でもトップ10に入るほどの美人さんだ…
俺は特に何も感じないのだが…ただ
佐伯さんが付き合っていると言う話は聞いた
ことがない。
「なんとだな…佐伯さんに好きな人が
いるらしいのだ!!」
なるほど、それなら納得だ、だが好きな人か…
「だが、その好きな人までは分からなかった
らしいけど」
「そうなのか……てゆうか健司、
お前そんな情報どこで拾ってきてるんだ?」
こいつはとにかくなんかおかしいのだ、
時には、誰も知らないような情報でさえ
どこからかひょこっと拾ってくるのだ
「うーん、それは…ヒ・ミ・ツ☆」
「うーわキモっ!」
「ひどくねっ!?」
まぁいいや俺には関係ないし、
そう思いながら俺は健司にありがとうと言って
自分の席に戻っていった……
また、めんどくさいことに巻き込まれる
とは、知らずに…………
〜放課後〜
「えーっとそれで呼び出した理由とは?
…………佐伯さん」
「えっとね?その……わ、私にさ
好きな人がいること…知ってるよね?」
「ああ、うん知ってるけど…それで?」
「それでね?その……」
「……………」
「………すっ」
「す?」
「好きな人に告白したいので
相談に……のってくださーーーい!!」
きてしまったよ相談事……
うーーーーーん
想像以上に投稿する時間が……
ですので、落ち着くまで遅いですが
ご了承ください(_- -_)