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〜プロローグ〜


「人生は運ゲーだ」


突然何を言いだすんだとお思いかもしれないが

最近の物語やアニメってこんな感じで

唐突に始まるものだと思う…。で、人生は運ゲーの

話をするとして、まず俺と今これを読んでくれている

人達の運ゲーという言葉に誤認があることを

先に言っておく。


他のみんなが言う運ゲーとは

「○○が当たった」

「偶然○○さんの席の隣になった」

という運がいいことや、


「どこどこに財布を落とした」

「スマホを落として自分で踏んだ」

という運が悪いことと思っているかもしれないが、

それは違う。

「○○が当たった」

「○○を落とした」

といったことは、偶然で起こることではない。

必然で起こることである…と思う。

薄々気づいてきた人もいるだろう…

だから、言い方を変えると


「人生は運命ゲーだ」


となる。…そんな考えてもどうしようもないことを

考える俺だが…これって実は

将来を考えるにあたってとても重要なことでは

ないか…と思う。

さっき俺が言ったことが事実として、人は死という

運命に向かって生まれた時から歩み続けているんだと

……思う。で、ここからが俺の

一番言いたい事であるのだが…じゃあ

自分がつく職も、運命によって決められて

いるのだから努力しなくていいや…と

そう考える人もいるだろうが…それも違う…

これは断言できる…ここからは俺の勝手な解釈だが、

人の運命は、生まれてから死ぬまでの間に

無数に枝分かれした運命の線がある。

ある者は、プロスポーツ選手、トレーナー、会社員

と枝分かれしており、またある者は、社長、医師

営業マン、etc…など、人がつける職業は、

定まってはいない。何かしらのきっかけや行動

もしくは努力によって、運命とは決まっていくもの…

だと、中学終わりまではそう思っていたのだが…


そう、その考えでいけば俺みたいな成績も普通

容姿も普通、そこそこ出来るスポーツも中の上

くらいでも可愛い彼女が、高望みだとしても

学校のアイドル的存在の彼女が出来るのだと

思っていたのだが…俺のあの忌々しい“特技”の

せいで…特技のせいにするだなんてアホの

する事だとわかっているのだが…

“あの”特技のせいにしないとやっていけないのだ…

俺がこうなった原因は…中学卒業1日前の事…


その時俺は、とてもドキドキしていた、生まれて

初めての女子からの呼び出し、そして相手は

俺たち三年生の中で一番可愛い子、しかも

卒業式の1日前これでドキドキしない方が

おかしいってもんなのだが、その時の女子の発言

によって現在の俺になる…


「えっと…それで、呼び出した理由って?」

(これは絶対告白だろ!)


「えっと……その……渡辺君…

好きな人に告白したいので相談に乗ってください!」


「……えっ?」


その時から俺…渡辺 相太は自分の特技とも言える

アドバイス上手を恨むようになり、

リセットできないゲームのような人生に対して

こう思った…『人生は運ゲーだ』…と…


*その時相談に乗った女の子は無事アドバイス通りに

好きな人と付き合えましたとさ………ケッ


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