表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
田舎娘の異世界道中  作者: 天野レイラ
ミッション
4/9

加護を与えよ その2

「あの…… 怜奈様。

 そのような、お顔をされましても」


 目を細目て遠くを見透かすかして「うわ、きたな」と汚物を当てる形相で――アホなの! 呆れてものが言えない ちゅうの。


 なになに? 魔王でも産みだせっていうの


「あの、怜奈様。

 心の声が駄々漏れですよ」


「……」

 もしかして、考えてることが分かるの?


「はい。

 といっても、何となく意思表示が伝わってくる感じです」


「そうなの……」

 迂闊に変なこと考えれじゃないのさ


「あ、それについては大丈夫ですよ。

 相手を意識しないとわかりまんから」


「よかった」

 四六時中、覗かれているとのかとゾッとしたよ


「声が駄々漏れの怜奈様に隠し事なんて、土台無理な、お話ですけどね」


「なんですと」

「じょ、冗談ですよ。

 本気にしないでくださいよ」


「……」

 いや、その態度は信用していいものなのか、怪しさ満点なんですけど

 精霊のメルリは一度硬直して、冷や汗を拭い青ざめた。そして薄ら笑いを浮かべながら答えた。


 あからさまに、こんな態度をとられたらさ、信憑性ゼロなんですけど――突然、なんの予兆もなしにガイドアナウンスが流れた。


『マスター様。

 プレイヤー皆様がログインを希望されています。

 接続の許可を致しますか?』


「……」

 へ? なによそれ、意味分かんないんですけど


 困惑して対応できないで(ほう)けてしまった。


『マスターの反応がない為。

 ログインの強制実行が行われます。

 尚、初期ログイン者数は二万九千九百九十九名です。

 マスター様の対応宜しくお願い致します。

 よき旅を』


 一枚の紙が具現化して手元に現れた。


 対応マニュアル…… て。


「怜奈様。

 女神の初仕事ですよ」


 よかないわ! いや、ちょっと、まちなさいよ

のんびり書いています。

書くのは諦めませんので気長に……。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ