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霊獣憑依者の日常生活  作者: リヴェ
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06;異変遭遇1

この回でついに最初の異変が。一体誰なんだ・・・

 「堅悟とゲンがいなくなった!?」〔そうなんだよ!二人の気配が辿れなくなったの・・・昨日の夜に学園にいたところから気配が絶ち切れてるんだよ。〕「堅悟たちは何か見つけたのかもしれませんね。」「でも任務第一みたいな堅悟が俺たちに黙って単独行動なんてするか?」〔ゲンも一緒でそんな軽率なことするとも思えねぇしなぁ。何かあったと見るべきかもな。〕朝一で蒼夜とアオから告げられ困惑する三人。いなくなった堅悟たちを探すために蒼夜と美鶴は市街の探索を、悠輝は学園に行き現状の確認と堅悟が見つけた何かを調べるため別行動をすることにした。


 「おはよう、悠輝君!体調戻ったんだね、最近皆休みがちだから心配してたんだよ?・・・あれ?堅悟君は一緒じゃないの?」「おはよう、雪園さん。あぁ、堅悟はまだ体調戻らないらしくてさ。今日も休み。」「おはよう~二人とも。見かけによらず、堅悟は繊細なんだねぇ~。」翠と紫が声をかけてくるがしれっと嘘をついた悠輝。いなくなった、などと言えばいらぬ誤解をさせてしまう。二人には余計な心配をかけたくなかった。

「そういえば、最近休む人増えてきたよねぇ~。うち、家が近いんだけどさ、図書委員の間島先輩も休みなんだってさー。」「あぁ、あのいかにもクールな眼鏡美人って感じの人よね。たまに男子たちが噂してる。」「そうそう、その人。」(間島先輩も休んでるのか・・・あれ?でも昨日堅悟は間島先輩は症状出てないって言ってなかったっけ?)〔堅悟たちが嘘を付くとも考えにくい、昨日から今日にかけて新たに発症したんじゃねぇか?〕もしかすると堅悟は間島先輩のために看病しに行ったのか?いや、それならアオたちの探知に引っかかるはず・・・嫌な予感を覚える悠輝。

「・・・君。悠輝君!大丈夫?上の空だったみたいだけど。まだ体調悪いなら今日の体育は休んだら?」「そうだよ~悠輝。あんまり元気なさそうだよ~?先生たちも休みが多いんだし無理に授業しなくてもいいのにねぇ。」考え込んでいたせいで二人に心配されていた。「あぁ、心配してくれてありがとう。体調も問題ないし授業は受けるよ、あんまり休んでもいられないしな。」


 そのまま時間は流れ、時は昼食後体育の時間。休みが増えてきたため今回の体育は二学年全クラスが同じ時間でやるようだ。普段は二年全員が集まればそこそこ人数がいるはずなのにどこか物寂しい感じがした。仲の良い友人が体調を悪くしている生徒も多く、気持ちが沈むのも無理はない。教師陣もそれを感じ取っているらしく、きっちり授業というよりかはちょっとした気分転換、レクリエーション気分の授業のようだった。お題はドッヂボール。高校にもなって今更?という感じもするがいい感じに緩く、生徒たちの気分も少しは上を向きそうな感じがした。朝のことを指摘され悠輝は見学。別に体に異常はないので参加しても問題なかったのだが、翠と紫から凄い目つきで睨まれたため大人しく従うことにした。

〔生徒たちはゆる~い感じだなぁ。いたって普通の学校生活だな。〕「何事もないならそれが一番だろ。異常があっても今は堅悟たちとも連絡とれないからなぁ。俺とハクで何とかするしかない。」〔そうならないのが一番いいよな、お前にとっても。〕「??」ハクの言っている意味がいまいち掴めない悠輝。


 そうこういているうちに授業も終盤。このまま何事もなく終わるかと思われたその時、〔悠輝っ!何か飛んで来る!〕「え?」 反応するが早いか空から校庭にひゅぅと何か降ってきた。

それは自分たちとそう変わらないくらいの人型で・・・背中から猛禽のような翼が生えていた。

「愚かな学園生徒諸君!阿保な面してないで急いで逃げた方がいいんじゃない?僕はこれから・・・この学園を破壊する!!」 あまりにも大胆に、そして唐突に彼はやってきた。

「あれは双川君・・・なのか!?」

どうやら双川君らしき人が登場しましたね、彼は人なのか?それとも別の何かなのか。話はまだまだ続きます。

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