前章:任務発令
小説初登校作品となります。不慣れなもので文脈や書き方などが定まっておりません。皆様の目に留まり興味が沸いたら読んでいただければ幸いです。
前章ではなかなか物語が進まないですが、ゆっくりとお付き合いください。それではどうぞ!
「君たち4人にはこれから、ある学園にて長期間に渡る任務に就いてもらうことになる。」
組織の長に呼び出された4人に突然告げられたのは通常の任務とは異なり、数か月から年単位で行う任務だった。
「それで、今回の任務先の学園とは?」と一同のまとめ役である岩島 堅悟が訪ねる。「ここからそれほど離れていない鈴白市にある葦原高校だ。堅悟にとっては地元の高校ということになるな、悠輝も以前そこに住んでいた時期があると聞く。組織が4人分のマンションの部屋を借りあげたからそこを拠点に活動してくれ。」「任期はいつからですか?」「来週からだ。」 「「「「来週!?」」」」
あまりにも急な移動に動揺する4人だったが任務であれば仕方ないと割り切り、長と任務の詳細を確認し退室した。
「地元での任務なら俺が案内できるな。わからないことがあればいつでも聞いてくれ。」堅悟がこれからの任務への不安点を少しでも和らげようと皆に声をかける。4人だけでの長期間の任務は初めてだからだ。
「今のところ不安要素は見当たりません。僕としてはアオが一緒ならそれでいいので。」と話すのは眼鏡をかけた真面目そうな少年である一柳 蒼夜。
「私も赴任してみないことにはまだわかりませんわ。住むことになる場所とか私が満足できるものがあるといいのだけれど。」と勝気そうな女の子、緋村 美鶴も言う。
「....。」「珍しくさっきから静かだが、どうした?悠輝」普段であれば任務への意気込みでも言いそうなものなのに退室してから一言も白峰 悠輝が話していなかった。
「小さい頃は鈴白市に住んでたけどそれから何年も経っているからさ。街並みとかよく覚えてないんだ、長は俺のことも多少は充てにしてくれているようだけど、そこまで役に立てそうになくて。それと...」
「それと?」
「いや何でもない、だから頼りにしてるからな堅悟。」
などと歩きながら悠輝の手は首元の簡素なネックレスにかかっていた。
(もしかしたらあいつにも、会えるかもしれないしな...元気にしてんのかな)
悠輝には親の都合で小さい頃に離別してしまった友がこれからの任務地にいたのだ。朧気な記憶を懐かしみながら足を進めていく。
「では遅くとも編入の前日までには手配された下宿先に着いているようにしよう。そこでもう一度打合せすることにして今日は解散するか。」「「「了解ー」」」
皆帰り道は別々であるため順次別れ、これからの準備を進めていく。それぞれの思惑を抱えながら・・・
前章ではあまり物語が進みませんでした・・・
初投稿なため、不慣れなところが多くあることと思われます。皆様からのアドバイスなど、是非お待ちしています。今後の糧にさせていただきます!