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作者: シチリアレモン

ひとつ進んで上を見る。


虚空。


ひとつ進んで下を見る。


虚無。


ひとつ進んで右を見る。


暗黒。


ひとつ進んで左を見る。


君。


そう、


君がいる。


君がひとつ進むから、


私もひとつ進む。


虚空と、虚無と、暗黒の中で、


見えもせぬ白い光を信じて、


君がひとつ進むから、


私もひとつ進むのだ。


否。


進めるのだ。




私の恋を、愛を、

受け入れてくれた君の、

君だけの言葉で紡がれたあの詩に、

私の、私だけの言葉で紡いだ詩を贈り返そう。

この先も、君の隣で歩もう。

だから君も、私の隣で歩んでほしい。

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