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ナサニエル・ホーソン  短編集より  厳選10話のあらすじをガイドでどうぞ、ゴシックな運命譚を秋の夜にどうぞ

作者: 舜風人
掲載日:2015/10/10

○若きグッドマン・ブラウン


結婚したての、若者、ブラウンは、ある日悪魔に、そそのかされて、夜、悪魔のサバトに出かける。

するとどうだろう、そこには日ごろ善人と信じていた隣人がみんないるではないか、

しかもよーく見ればななんと、、新婚の自分の妻さえそこにいたのだ、

これを見たブラウンは、深く絶望して以後、全くの厭世家としてくらーい一生を終えるのだった。






○わが叔父、モリノー少佐


イギリス植民地時代のアメリカ、町の有力者、モリノーの甥、ロビンは、はるばる田舎から

叔父を頼って出てくる、だがイギリス派の叔父は、折からの反英運動で、立ち上がった市民からリンチにあってしまうのだ、





○ロジャー・マルヴィンの埋葬


インディアンとの戦いで義父のロジャーを置いて逃げた、ルーベンはその罪の意識にさいなまれる。

さらに自分の子供の死にも遭遇して、初めて神への祈りのうちに安らぎを見出すという悲劇、




○痣


科学がその力を示し始めた18世紀、科学者のエルマーは美しい新妻ジョージアの唯一気になる

顔のアザが気になっていた。彼はついにその痣を取り除くことを決意して、薬で取り除く、

しかしその薬の副作用で妻は死んでしまう。完璧な美を望んだ、エルマーはたった一つのちいさな痣の

ために妻を殺してしまったのだった。




○美の芸術家


美を追求する青年、オーエンは、人工の蝶を作って最高の美を創造しようとする、

人々の偏見に妨げられながらも、津に、彼は至高の蝶を作る、

しかし、恋敵の鍛冶屋のむすこが、その蝶を壊してしまうのだ。

永遠の美はかくして失われたのだった。




○イーサンブランド


グレイロックのふもとで石炭焼きを生業にしている、主人公はある日、、窯の真っ赤な火を見つめていて

「許されない罪」とは何だろうかという妄想に取りつかれてしまう。

この問題を究明するため彼は18年間も放浪の旅に出る。

そうしてある日故郷に帰ってくるが、結局、その罪とは、自分自身の中にあると、悟り、

石炭ガマの中に身を投じて自殺する。






○ラパチーニの娘


その昔、イタリアの古都のとある大学に留学したジョバンニは下宿先の隣のうっそうと茂る庭園に見とれていた。そこに美しい娘が現れる。娘は庭園の美しい花々をめでている様子。実はその庭園の花を栽培していて、ラパチーニ教授のものだった、そしてその娘のベアトリスを実験台に毒によって人間を改造しようとしていたのだった。


あおぞら文庫に全文全訳あり。





○ウエイクフィールド


ある夫婦がロンドンに住んでいた。仮にウェイクフィールドと名づけられた夫は、ある日旅行に出かけると偽って、自宅の隣の通りに家を借り、妻にも知人もそのことを知らせないまま、以来20年もの間これといった理由もなしにそこに住み続けた。そしてとうに死んだものとして彼の遺産が整理され、妻もとっくに寡婦としての生活を受け入れていたころに、まるで一日出かけていただけといった風情でひょっこり帰宅し、以後は愛情深い夫となって残りの人生を暮らした。(この項、ウイキペデャアより引用)





○ハイデッガー博士の実験


ハイデッガー博士は老いた友人を招いて、若返りの実験をする。






○デビッドスワン


若者デビッドは旅をしていた、そしてふと泉を見つけてそこで仮眠をとることにした、

ぐっすり眠った彼のもとへ一組の金持ちの商人が通りかかった、「まあよく寝てること、この子私たちの死んだ息子に似てない?」夫婦はすっかり気に行ってデビッドを養子にしたいとさえ思うのだった。しかしぐっすり眠っている青年を起こすに忍びなくそのまま行ってしまった。次に来たのは若い娘だった。娘はデビッドの寝姿を見て恋心を感じた。その時大きな蜂がデビッドを刺そうと飛んできた。娘はその蜂を追い払うと、、用事があることを思い出して、眠ったデビッドを起こすことなく立ち去った。

次に来たのはかっぱらいのこそ泥だった。

眠っているデビッドを見て金目のものはないかとそっと探す。手にはナイフを持って、、もしも目覚めたら殺そうとしていた、しかしデビッドはぐっすり眠っていた。こそ泥もやがて立ち去った。


そこでデビッドは大きな、あくびをしてやっと深い眠りから覚めた、


そこへ辻馬車が通りかかった、デビットは「おーい、載せてってくれないか」と言って馬車に飛び乗った。

我々の人生ではこのデビッドのように、、その知らぬ間に、どんな富が、、どんな恋が、、どんな死が、、音もなく通りかかりそして過ぎ去ってゆくのか、そんなこととはつゆ知らずに、、

まるで知らないままない人生が過ぎてゆくのだ。







86篇のホーソンの短編からたった10篇だけのあらすじ紹介でした。

残りの76篇も傑作ぞろいですよ。

さあもっと読みたくなりませんか?


こうしたホーソンの短編はあの、エドガーアランポウにも多大な影響を与えているのです。


なお「ラパチーニの娘」「ハイデッガー博士の実験」「七破風の家」は

1963年に「トワイストールドテールズ」としてオムニバス風に、アメリカで映画化されています、

もちろん日本未公開ですが、


七破風の家は、別にもビンセントプライス主演で怪奇映画として

映画化されています。


そして「緋文字」、、は


何度も繰り返して映画化されています。


最新作はデミ・ムーア主演です。

こんなかわいいヘスターブリンなら不倫してみたい?


いいえ不倫はだめですよ。





付記


ホーソーン短編全集 1,2,( 3未刊 ) 国重教授全訳絶版




ホーソン短編集   岩波文庫  戦前版 絶版


「婚礼の凶鐘」 The Wedding-Knell (1836)

「牧師の黒いヴェール」 The Minister's Black Veil: a Parable (1836)

「予言の肖像画」 The Prophetic Picture (1837)

「大望を懐く客人」 The Ambitious Guest (1835)

「エンヂコットと赤十字」 Endicott and The Red Cross (1837)

「日曜日に家にいて」 Sunday at Home (1837)

「橋番人の一日」 The Toll-Gather's Day (1837)

「三つの丘の盆地」 The Hollow of The Three Hills (1830)

「優しき少年」 The Gentle Boy (1832)

「ウェイクフィールド」 Wakefield (1835)

「知事官邸物語」 Legends of The Province House



ホーソン短編集   戦後版1993年  岩波文庫



「僕の親戚、メイジャ・モリヌー」 My Kinsman, Major Molineux (1832)

「ヒギンボザム氏の意外な破局」 Mr. Higginbotham's Catastrophe (1834)

「ヤング・グッドマン・ブラウン」 Young Goodman Brown (New England Magazine 1835/ 4)

「ウェークフィールド」 Wakefield (1835)

「白の老嬢」 The White Old Maid (1835)

「牧師の黒のベール -ある寓話」 The Minister's Black Veil: a Parable (1836)

「石の心の男 -ある寓話」 The Man of Adamant, Apologue (1837)

「デーヴィッド・スワン -あるファンタジー」 David Swan: A Fantasy (1837)

「ドゥラウンの木像」 Drowne's Wooden Image (1844)

「雪少女 -こどもじみた奇跡」 The Snow-Image: A Childish Miracle (1850)

「大いなる岩の顔」 The Great Stone Face (1850)

「フェザートップ -訓話になった伝承」 Feathertop: a Morralized legend (1852)

「アリス・ドーンの訴え」 Alice Doane's Appeal (1835)







トワイストールドテールズ   角川文庫   絶版


などに邦訳がありますよ。










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