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第十三話

「久しぶり」


斎藤は本屋でたまたま見かけたルンに言った。


「あ、斎藤君」ルンは焦った。


「今ひま?」


斎藤が聞くと「まあ」と素っ気なくルンは答えた。


「じゃあデートしようよ。」


ルンは単純に嬉しかった。だけど誕生日のことを思い出すと辛かった。


一瞬ためらったがルンは「いいよ」と答えた。


「じゃあカレーご馳走するよ」



斎藤とのデートが始まった。


そこで二人は同じ町出身であり、高校時代仲良くしている時期があったことを思い出した。


「何で今まで思い出せなかったのかな?」

ルンは斎藤に聞くと


「うーん。思い出す必要がなかったからじゃない?」


笑いながら斎藤は答えた。


「あの頃とりまくったプリクラにお互いいるね」


「ああ」


カレーを食べ終わる頃ルンは斎藤に聞いた。


「何で誕生日の日来てくれなかったのかな?」


「インフルエンザになっちゃって行けなかった、治って店行ったけどやってないし連絡手段ないし」


斎藤がルンに目をやるとルンは自分の名刺の裏にメールアドレスと電話番号を書いて渡した。


その夜、二人はメールを送りあった。


二人とも昔の互いのプリクラを添付して。



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