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その商品、人間用です。
AM 9:00
周りの同僚に、挨拶をしながら自分の席に着く。
周りはガヤガヤとしていた。
わたしのデスクの電話も鳴る。
「お電話ありがとうございます。異世界通販センターの宇野が承ります。」
「CMでやってたやつ頼みたい」
「ご注文ありがとうございます。ドラゴン撃退くんですね」
わたしはPCに情報を打ち込む。
「お客様、種族をお願いいたします。」
「ドラゴンです」
「あの…ご注文の商品はお間違えございませんでしょうか。」
「間違いないです。」
「あの…ご使用目的を教えて頂けますでしょうか」
「最近近所のブラックドラゴンがうるさくてね」
「恐れ入りますがこちらの仕様は人間側となります。」




