表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

あいつが…あいつがっ‼︎幼馴染のファーストキスの相手⁉︎

作者: 猫の集会
掲載日:2026/03/15

 今日は、めっちゃいい天気だ。

 

 しかし、オレは天気に左右されることもなく、休日はゲームざんまいだ。

 

 平日は、いつも勉強勉強なので、この日ばかりは、羽を伸ばす。

 

 パサパサパラ〜ンと羽のびのびだ。

 

 ゲームは、やっぱりおもしれーよ‼︎

 

「ギャハハハ‼︎レアアイテムゲットだぜ‼︎」

 

 …

 

「おい、そこ静かにしたまえなさいな」

 

 

 …なんですって⁉︎

 意味わかんねー言葉つかいやがって。

 

 

 

「おい、そこの人こそお黙りよ」

 

 …

 

「いやさ、のり…あんた急にいっつも大声出すじゃん?あれ、うるさいんだよ。びっくりするし。黙っておやりよ。ここ、わたしの部屋だからね。」

 

 …なにをおっしゃっているのか?こちらの小娘さんは…

 

「なぁ、紗樹さき…ここは、オレの部屋だぞ?」

「なにいってんの…紀の部屋は、もうわたしの部屋同然‼︎」

 

 …

 

「うわぁ…独占欲強すぎ」

「はぁ?今なんて?」

 

 この、独占欲強い生き物は…オレの幼馴染です。

 

 …

 

「ひとりごとです。てか、オレのひとりごとに参加する場合は、参加費いただきますからね?」

「そんなの、払うわけない。あ、てかさ紀…知ってる?」

「なにを?今日が晴れのこと?」

「そんなこと、わたしにだってわかるわ‼︎そうじゃなくて、紀…キスしたことある?」

「あるけど」

 

 ⁉︎

 

 目を見開く紗樹。

 

 紗樹よ…

 

 そんなに目を見開いたら…花粉ウェルカムやんけ。

 

 なにしてんだよ…

 

 てか、キス…って…

 

 いきなりなんて質問してきたんだよ…

 

「えっ⁉︎紀…キスしたことあるんだ⁉︎じゃあ…知ってるんだ?」

 

 …

 

「なにを?」

「それは、もちろん…くちびるの感触」

 

 …

 

「あー…」

「だれ⁉︎相手…だれよ⁇まさか、幼稚園のころ、鳥かごのまえでチュ〜したとでも⁉︎あの、ぴー太とぴー子の前で⁉︎みせびらかし魔なの⁉︎紀…わたしが粘土コネコネしていた時に…そんなことしてたの⁉︎」

 

 …

 

「いや…そもそもオレたちの幼稚園って、鳥飼ってなかったじゃん」

 

 …

 

「あ、たしかにそうかも。わたしの妄想幼稚園の中でしか飼っていなかったわね」

 

 …

 

 妄想幼稚園…?

 

 なんだよ…それ…

 

 

「てか、紗樹粘土遊び好きだったよなぁ。オレは、苦手だったなぁ。手が汚れるし…におい落ちないし…」

 

 …

 

「な、なんてこというのよ⁈わたしが汚いの平気人間みたいじゃないのっ‼︎てか、話…かえないでよ‼︎だれとキスしたっていうの⁈」

「…てかさ、紗樹は?キス…したことねーの?」

「それは…あるけど」

 

 ⁉︎

 

 あるのかい‼︎

 

「だれと?」

「色白の…」

「黒岩⁉︎まさか…いつのまに…あいつと…」

「黒岩くん、色白じゃないけど?なんなら黒岩くんって、めっちゃ日焼けしてる人だよね?」

「あぁ、そうだった。てっきり慌てて脳内はパニックでバグ起こしたわ。」

「えっ?なんで…?なんで慌てるの?」

 

 …

 

 ウグッ

 

 まずって口走ってしまった…

 

 バカやろう…

 

 オレの口‼︎

 

「いや…紗樹のくせに生意気だなって思って…」

 

 …

 

「生意気?それをいうなら、紀のほうが生意気‼︎生意気生意気生意気‼︎」

 

 …

 

「なに…なにかの呪文かなんかですか?」

「だれと…したのよ。」

「オレは…そのー…待って。なら、紗樹から教えてよ」

「だから…わたしは、色白のアイツよ」

 

 …色白のアイツ?

 

 だれだよ?

 

「しっ…しらす」

 

 ⁈

 

「しらす?だれ…だっけ?」

「だから…白くてちっこい…」

 

 …

 

「えっ⁈ぶは、アイツ⁉︎あのちっこい魚⁉︎ギャハハぎぎょぎょ魚ぎょ…っ、しらすって…やば…腹痛すぎっくくくくっ、ちっさ‼︎しらすって…めっちゃちっさ‼︎怯んだか⁈しらすって…くくくく…」

 

 思わず笑ってしまった。

 

「もう、教えたし。次…紀のばん」

 

 …

 

「オレは…アイツだ」

「え?だれ?」

 

 …

 

 

「…ししゃも」

 

 …

 

「え?し…ししゃも⁈紀…ししゃもって…あの魚?魚のししゃもがファーストキスの相手なのっ⁈パリッパリッじゃない‼︎人のこと言えなくない⁉︎魚じゃん‼︎紀もファーストキス…魚じゃない。しかも、パリッパリッだよっ⁉︎」

 

 くくくと笑う、紗樹。

 

「オレたち…魚がファーストキスとか、ヤバいな」

「うん。……ねぇ、試しにキスしてみる?いや、やっぱりキスは、好きな人どうしでしなきゃだよね」

「好き、好きだよーー…だからしよう‼︎キスってやつを‼︎人間同士のファーストキスってやつを‼︎」

 

 …

 

「え…ヤダよ。好きって言ったのって、ただキスしたいだけじゃない。ほぼ棒読みだったし…」

「そんなことないよ。実は、ずっと好きだったよ。粘土こねくりまわしてる頃から」

 

 …

 

「いや…言い方…」

「えっ?ダメ?なら、粘土コネコネの方がよかった?」

 

 …

 

「そうじゃないよ。全然好きが伝わってこないってこと!」

「じゃあ、どうすればいい?粘土買ってくる?」

 

 …

 

「もうさ、粘土ネタおしまい‼︎」

「えぇー…じゃあ、どうすんのー?折り紙も好きだったよね⁉︎折り紙買ってくる?」

「ダーメ。幼稚園ネタは、もうおしまい‼︎」

「そんな…ひどいよ。紗樹は、このボクとチュッチュッしたくないんだね?そもそも紗樹は、ボクのこと…これっぽっちもひと粒も好きなんて言ってないもんね。ただ、キスしたことある?って質問しかしてないもんね?でも、してみる?って言ってきたの紗樹だからね?なんなら、幼稚園ネタも最初に引っ張ってきたのも紗樹だからね?ひどいでしゅね」

 

 …

 

「急に、ボクとかさ…赤ちゃん言葉やめてよ…」

 

 …

 

「じゃあ…どうすりゃいいんだよ。キスしてーよ‼︎オレ告白までしちゃってんだよ⁉︎バカかよ、オレは⁉︎」

 

 …

 

「バカ…なんじゃん?」

 

 なんてことを…

 

「オイ、オレはけっこう頭いい大学合格してんだぞ?そんなやつに、バカとは…さてはキサマがバカか⁉︎」

 

 …

 

「紀…は、さ…大学行ったらもうあんまりこっちには、帰らない…の?」

「え?あーまぁな」

「そっか。もう合格してるのに、勉強してるってことは、やっぱり勉強が好きなんだね」

 

 …

 

「ああ、好きだよ。大好きだよ。」

 紗樹が。

 

 でも、そんなこと…こっぱずかしくて言えないけどね。

 

 …

 

「そのトーンで、わたしも好きって言って欲しかった。」

「え…」

 

 紗樹、オレのこと…好きなの?かな⁇

 

 

 …

 

 ぎょっ‼︎魚ぎょ魚ぎょぎょ魚ぎょ魚ぎょ‼︎

 

 紗樹⁈

 

「おい、泣くなよ…どうしていきなり…そんな…」

 

 …

 

「いきなりじゃないよ…ずっと…ずっと心で泣いてたよ?紀が遠くの大学行くって知った時から…」

「なんで?…オレの部屋…なら、好きに使っていいぞ。これからは、のびのび使えよ」

 

 …

 

「…それじゃ、意味ないよ。紀がいるからここにいつもいたんじゃん。」

「でも…オレのこと好きなのに、キスしたんだ?しらすと。」

「紀だってキスしたじゃん。ししゃもと。」

「あれは、練習だ。紗樹とのキスの練習だ」

 

 …

 

「え…ヤダ。わたしとししゃもじゃ、全然違うからね?」

「どんなふうに?」

「それは…その…」

 

 チュ♡

 

「おお‼︎おおぉ…違うわ。全然ししゃもみたいに、チクチクしねーな」

「あたりまえじゃない。でも、これは…最初で最後のキスだから。じゃ、向こうでも頑張ってね。」

「え?そんな寂しいこというなよ」

「だって、遠いんだよ?めっちゃ遠いじゃん‼︎隣じゃないんだよ?スープも冷めるよ?」

「隣…だろ。隣の県じゃんか」

「歩いて一分じゃないんだよ⁉︎」

「まぁ、電車でいっぽんだけど…」

「てかさ、紀は平気なんでしょ。ほんとはわたしと離れ離れでも」

「いや…そもそもオレは、紗樹がオレのこと好きなんて思ってもなかったから…」

「なんでよ?わたし中学のころ告白したじゃない」

「へ?されてないけど…」

「したよ‼︎スルーされたけど」

 

 

 ⁉︎

 

 なんてこと…

 

 オレは、なんてことをしでかしていたんだ⁉︎

 

「それって…もしかして、オレが寝てる時とかに言ったんじゃ…」

「ううん、がっつり目‼︎あいてたよ‼︎」

 

 …

 

 オレは…どういう経緯でそんなこと…

 

「それって…好きって言ったの…?」

「うん、そうだよ。わたし海藻好き。ワカメとのりも好きって」

 

 …それは…その…

 

「わかんねーよ‼︎なんで海藻のくくりにオレが入ってると思うんだよ⁉︎」

「だって…恥ずかしくって。でもイントネーション違うからわかるでしょ⁉︎」

 

 …わからん‼︎

 

「紗樹って、しょっちゅうイントネーションへんだから、だからなおさらわかんなかったわ…。でも、ほんとに告白してくれてたんなら、速攻でオッケーだしてたよ‼︎今ごろ毎日イチャイチャだったじゃん‼︎なんなら、魚キスも回避できてたかもじゃん‼︎」

「そうだね。でも…もう離れ離れだよ?」

「ううん。そんなことねーよ。」

「えっ?どうして…」

「心がもう繋がってる」

 

 チュ〜♡

 

「紀…」

「オレさ、紗樹がさみしいって言ったら、ふっ飛んできて抱きしめるよ」

「え…紀がふっ飛んできたら、わたしもふっ飛んじゃうよね?」

「なら、二人でふっ飛ぼうよ」

「うん♡」

 

 

 こうして、オレたちの遠距離がはじまる。

 

「さみしいときは、わたし…浮気しちゃうかもよ?どうする?」

「うーん…しらすとなら、許す‼︎」

「おけ。じゃあ、いっぱいしらすストックしておく」

「そんな必要ないよ」

「なんで?」

「だって、さみしくないくらいいつでも帰ってくるし、連絡するしオレのぬくもりを忘れさせない」

 

 

 チュ〜〜〜♡♡♡

 

 

 数ヶ月後、遠距離がはじまった。

 

 しかし遠距離でも、全く問題なかった。

 

 だって、いつでも連絡できるし…なによりも心が繋がっているのが大きい。

 

 近くにいたときよりも、心が近いのです♡

 

 

(おやすみー大好きだよ♡)

(おやすみ♡わたしも大好き♡)

 

 

 

 大好き祭りで、いつも携帯をみてニヤけてしまいます‼︎

 

 

 

 おしまい♡

 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ