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13話 絶望

私の本当のことが次々と、暴かれていく。

男どもの失望の声が聞こえてくる。

「うそだろ。ずっとだましてたのかよ……」

「あんなに優しかったのに、あれも嘘だったのかよ」

「最低だな」

普段だったら気にするが、今はそれよりも大事なことがある。

……今は、お前らの評価なんてどうでもいい。それよりも連斗君だ。

「連斗君っ、これは、違うの。あの子たちが、私をはめようとした罠なの」

でも、連斗君はこちらを見ようともしなかった。

連斗君の視線は、あいつに向いている。

「大丈夫か?」

あいつに、気遣う声をかける。

……やめてよ。そこは私の場所なのに。

「う、うん。もう、大丈夫」

あいつは返事をすると、私に憐みの視線を向けてきた。

……私を、かわいそうなものを見る目で見るな。

あいつの返事を確認すると、私のほうに視線を向けた。

そこで見た、私を見る目は、本気の、怒り。

怒っている理由など、明白。あいつだ。あいつが泣いていたから怒ってるんだ。

でも、それ以上に苦しくなることがある。

それは、


怒り以外はいつもと一緒の視線だということ。


もとから軽蔑している。だから今更、軽蔑などしない。そんな視線。

……ああ、ああ。

「……連斗、君っ」

……なんだ。最初から私のことなんて……


どうでも、よかったんだ。


そう考えると絶望が私を襲ってくる。

だけど、私の心情などお構いなしに連斗君は、冷たい声を私に向ける。

「翡翠にあやまれ」

そう言われても、絶望で頭が働かない。

「ここまで追い詰められて、まだ認めないの?」

「さっさとあやまりなよ」

他の女子たちにも言われる。

........なんで、こんなことになってんだろ。原因は……そうだ。

あいつのほうに向かい叫ぶ。

「お前のせいだ!!!!!」

私はあいつを突き飛ばした。突き飛ばされた衝撃で机にぶつかり、倒れこむ。

「優っ!!」

........ああ、ああ。

すかさず連斗君があいつを助け起こす。

「お前が、来たから!こんなことになったんだ!お前のせいだ!お前が悪いんだ!」

泣きながら、叫ぶ。

「お前なんか、何の努力もしてないくせに!私に勝てることなんか、どこにもないくせに!」

私の言葉に怒ったのは、連斗君だった。静かな怒りを含ませた声で言い返す。

「そんなことない。優は、素敵な人間だ。むしろ、お前のほうが、勝てるところはないんじゃないか?」

……連斗君、私のことはお前って言うのに、あいつのことは、名前で呼ぶんだね。

たった、それだけのこと。それだけのことだが、私の心を粉々に砕くことだった。

……なんで、なんで。

あいつが立ち上がる。倒れた衝撃で、メガネが外れて素顔が見える。

「うそ........」

「可愛いんだけど........」

あいつは、美少女だった。........私を凌ぐほどのね。

........メガネ外したら美少女とか、そんな少女漫画的展開ってあるんだな。

もう怒りでおかしくなったのか、そんなバカなことを考えながら棒立ちする。

「私は、愛ちゃんと、友達になりたいよ」

変なことを言われて、一瞬思考が停止する。

「は……。頭おかしいんじゃないの?私は、あんたのこと大嫌いだよ!」

「私だって愛ちゃんに、転ばされたり悪口言われたりしたから嫌いだよ!」

さらに変なことを言われる。

「じゃあ、なんで........」

「それでも!愛ちゃんと、友達になりたいの!いじめのことも、笑って流せるような友達に!」

........こいつ、頭おかしい。理解できない。

私はそう思ったが、周りは違ったみたいだ。

「翡翠さん、優しい........」

「翡翠さんこそ、完璧人間だ…」

涙を流してるやつもいる。

……バカじゃないの。

私が何もしないのを、罪悪感を持っているからだと思ったのかあいつが続ける。

「罪悪感があると思うけど大丈夫!私が許すから!償いたいって思うんだったら私と友達になってよ!」

そう言って、私に手を差し出してきた。

私は、その手を一一




13話書けました。GW最終日いい(泣)

愛ちゃんんんんんんんんんんんんんんんん(泣)

自分で書いて悲しくなってきました。


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