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98[100年は短いはずだった]
メア「どう、して…こん、な……ことにっ」
キール「…私が受けたのは魔王シアの呪いです。」
メア「っ……、!?」
その言葉に、キールは全てを知っているのだと悟った。
私の、私たち兄妹の秘密を。
どうしよう。
それを知られてしまったら私は………
キール「そんな、顔をしないで……私は……僕は後悔してないんだから。それに……彼の言ったこと、あながち間違いではない…からね。」
メア「ぇ……」
キール「…ずっと、貴方だけを見ていた……ずっと貴方のことが好きだったんだ。」
100年前からずっと。




