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【書き直し】魔王メアの統べるところには。  作者: 紫暮りら
ユマエル編
60/136

60 いつも一緒に遊んでくれた

ユマ「魔王様ぁー!!魔王様、助けてくださいっ!」


メア「ユマぁー?どったの?」


ユマ「どったの?じゃありませんよ魔王様っ!朝からルイ様の機嫌がめちゃくちゃ悪くてみんな怯えてます、一体、何があったんですか?」


メア「いやぁ…はは。ちょっと怒らせちゃって。」


てへっ、とかわいく笑う魔王にユマは涙を浮かべて訴える。


ユマ「どうしたらあのルイ様をあそこまで怒らせられるんですかっ!!」


メア「だめだねールイは。短期はお肌の大敵なのにねー?」


ユマ「そんなの聞いたことありませんよ……」


メア「もうっ!そーゆーことにしとくの!とにかく、ルイが来る前に逃げるぞぉぉ!!」


ユマ「ぉ、俺もですか!?えぇ!?」


メア「道連れじゃぁぁい!!」


ユマ「そんなぁぁぁ…」





メア「ユマぁ、『悪魔vs天使』やろうっ!!」


ユマ「なんですか?それは。ゲームですか?」


メア「うんっ!兄上がこの前送ってくれたんだけどなっ、なんでも人間の間で流行ってるゲームらしくて。人間は『オセロ』って呼ぶそうなんだけど、黒と白どちらか多い方の勝ちってゲームだから『悪魔vs天使』。」


私が名付けた!とふふんと胸をはる魔王様はとても誇らしげだ。


メア「なるほど、面白そうですね…でも遊んでていいんですか?またルイ様に叱られますよ?」


メア「もうっ!なんでユマはいっつもルイの味方なの?ルイの部下でもその前に私の配下でしょー!!」


ユマ「いえ別に魔王様の敵というわけでは…」


メア「だったら!ルイに見つかる前に私と遊んで。」


ユマ「結局今日も逃げてるんじゃないですか…」


メア「見つかった時は道連れよ。」


ユマ「嫌ですからね!?俺もう嫌ですからね!?!?」


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