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42 上位天使の悪巧み
神「天使ミラよ。お前を上位天使ルミエルの側仕えとして任命する。それにあたり、お前にミラエルの名を与える。」
ミラエル「真名、確かに頂戴致しました。このミラエル、神から与えられた名に恥じぬよう、ルミエル様の側仕えとして務めを果たすことを誓います。」
ルミエル「お前がミラエルか。」
ミラエル「はっ。」
ルミエル「ふむ……おぬし、悪魔を見たことはあるか?」
ミラエル「はっ…?あ、悪魔ですか?見たことはありますが…」
ルミエル「悪魔について、どれほどの知識を有している?」
ミラエル「も、申し訳ございません。あったと言いましても、偵察中に遭遇した程度でして……」
ルミエル「そうか。」
ルミエル「ミラエルよ。おぬしは今からわらわの側仕えじゃ。これからはわらわが直々に悪魔についての教育を施してやろうぞ。」
ミラエル「はっ、ありがたきお言葉に存じます。」
ルミエル「うむ。あの非道で外道な衆を抹殺するため、共に戦っていこうではないか。」




