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41 くすぶる神の粉
ヨハ「お帰りなさいませ。随分とお早いお戻りでしたね、まさか日帰りとは。」
シア「……お前敬語……」
ヨハ「諦めました。」
シア「斬っていい?」
ヨハ「…ご自由に。」
シア「ちっ……」
ヨハ「それで、向こうで何かあったのですか?」
シア「あぁ、まぁ、色々ね。面白いことになっていたよ。」
ヨハ「面白いこと?」
シア「なんでも、神がまたよからぬ事を企んでいるらしい。」
ヨハ「神、ですか…」
シア「血が流れるよ。」
ヨハ「……」
シア「メアに、何も無ければいいんだが…それだけが心配だ。」




