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【書き直し】魔王メアの統べるところには。  作者: 紫暮りら
ロイヤル編
135/136

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クロウ「メア……俺の魔王様………おれが、守らなきゃならなかった、シアを…止めていれば……まだ、おれは……なにも、謝れていないというのに……」


王を失った寂しい城で、クロウは嘆く。


もう誰にも届かないと知った想いを吐露した。


こんなのは言い訳だ。


何もしようとしなかった自分への言い訳だ。


わかっているのに、涙だけは止まらなくて。




これから、この世界はどうなるんだろう。


俺は、どうすればいい?


王が死に、シアが治めていたこの国は混乱するばかりだった。


ヨハンとジーノの姿もない。


この国の王は、だれだ?


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