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【書き直し】魔王メアの統べるところには。  作者: 紫暮りら
ロイヤル編
122/136

122 過去回想①

『ちちうえ!ははうえ!』



何百年か年の離れた妹は、とても愛らしかった。



『まぁメア、そんなに走っては転んでしまいますよ。』

『メアはとても賢くて運動神経もいいからなぁ。』



愛らしい妹は、両親によくなついていた。



『えへへ、そうでしょう!!』





『本当、男の子ならよかったのに。』


両親はいつも口癖のようにそう言っていた。


彼らが求めていたのは家族ではなく、『能力』だった。


だから、妹はその存在自体を望まれたことは一度もなかった。




ある日妹が高熱を出した。


原因は大雨の日に外で遊んでいたという、いかにも子供らしい理由だった。



その日から、日常はどんどんおかしくなっていく。



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