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【書き直し】魔王メアの統べるところには。  作者: 紫暮りら
ロイヤル編
121/136

121もう1人の王

「ん……」


何かの気配を感じた魔王はちらりと窓の外に目を見やった。


空は快晴、暑くもなく寒くもない心地よい風が野の草花を揺らしている。


男は右の掌を見た。そこには何も無い。


「…かならず、」


左手を心臓の上にかざし、強く拳を握る。


「メアを、幸せにしなければ……」


シアはもうこれで何度目かわからぬ決意を口にする。


『妹を、幸せに。』


そうしなければならない義務がある。


兄として、家族として、


親を殺してしまった責任として。


「…メア、お前はお兄ちゃんが護るから。だから、なぁ…っ」


どうか、永遠に幸福の中に。

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