パワーアップ
前回の続き。
日本の与党で、反主流派とされていた某派閥。
複数の派が共同で、海外の生物兵器研究施設に、「女性の膀胱収縮ウイルス」の感染率アップを依頼した。
「感染率 1~2% を、最低でも50% に」
研究が重ねられ、ついにそのような病原体が開発された。
研究者には、その国の政府を通して巨額の報酬が支払われた。
「政権をとればペイできる。先行投資。」
新型ウイルスが日本に密輸され、与党反主流派の関係者で、某医科大学教授の研究室へ。
同派の若手女性秘書が「使用法」の説明を受け、
並行して、その派の中堅議員が、女性大臣の秘書を「説得」した。
アプローチされた秘書たちは全員女性で、「標的」にされたのは2人の女性大臣。
中堅・・とは、政界でも特にイケメンの人たち。
当時、主流派の男性議員の中には、女性関係で問題を抱えていた人が。
「被害者」の女性にも反主流派の女性秘書が接近して、「優秀な弁護士さんを紹介します。泣き寝入りしないで。」
「お膳立て」はそろった。
(続く)