表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

都市伝説 REBOOT

作者: UGM

閲覧前に

この物語はどっかで聞いたあの怖い話・都市伝説をあまり怖くない程度に組み直した作品です

怖い話苦手! 嫌いという人を対象にしているので ガチなホラー・オカルト話を求めている人には向かないかもしれません そして途中で暗い雰囲気をぶち壊す表現やセリフも含まれます 併せてご注意



「お面」


オカルト好きの男二人 仮にAとBとしておこう 二人はとある廃墟を訪れていた

放置されてかなりの時が経っているのか 床は腐って所々抜けており なんのものか分からない腐臭が立ち込めていた


「うおー なんか変な匂いする ここヤバくね?」


「ヤバいから面白いんだろ 何か持ち帰れそうなものはねえかな」


何か面白いものはないかと探しているうちに Aが妙なメモを見つけた


「うっわ なんだこれ B 見てみろよ」


「何だ?」



メモにはこう書かれていた


『面 顔 』


「面? 顔?」


「意味わかんね 他探してみよ・・・」



ゴト


背後から何かが落ちるような音がした


「うわっ!」


二人が恐る恐る振り返ると お面が落ちていた


Aが拾い上げたが うわっ! と言ってそのお面をすぐに投げ捨てた


「どうしたんだよ」


「あ あれ クソ気味悪い」


「はぁ?」


Bがお面を拾い上げ 「顔」の部分を見る


そのお面は お面というより まるでデスマスクのような 誰かの死に顔を型どったようなものだった


「うっわー」


「なぁ 気味悪いだろ もういいだろ 帰ろうぜ」


「いや こいつはオカルト雑誌 そうだな『ラー』辺りにネタ提供できそうだぞ 持って帰ろうぜ」


「はぁ!?」


Aは反対したがBはお面を離そうとせず 結局 持ち帰ることになった


そして その帰り


「このお面 付けてみようかな」


Bが突然そんな事を言い始め Aはやめろと止めようとするも 結局 Bはお面を付けてしまった


「うお 前がほとんど見えねぇ」


と その時だった


Bが突然 苦しみ始めた

顔を手で掻きむしり 苦しむ声に紛れて 何か言っている


「か  お   が   か   お   が」


「B! B! お面か! お面を外せばいいんだな! この! この!」


Aが必死にお面を引き剥がそうとするも お面はなかなか外れない

そういう間にも Bは苦しみ続ける が そのうち 人形の糸が切れたかのようにばったりと倒れた


「B! B! しっかりしろ!」


倒れたBのお面を外す 不思議なことに 何の抵抗もなくお面は外れた

お面の下のBの顔は 青ざめており 生きているような感じではなかった


慌ててBを病院に運んだが Bは既に死んでいた


その夜 Aは友人を失った悲しみから 部屋にこもっていた


「うう・・・B 心霊スポットになんか行かなければ」


その時 Aの背後で ゴトッ と何かが落ちる音がした



「え・・・?」


振り返ると そこにはあのお面が落ちていた


「な なんでこれがここに」


拾い上げたと同時に Aは絶叫した


お面の「顔」が Bの死に顔を型どっていた・・・



おわり





はい 皆さん お久しぶりか 初めましてか分かりませんが作者です

前 このなろうにて 流行りの異世界転生モノをガン無視してオカルト系の駄文を書いていました


また連載をと考えてましたがネタ詰まりを恐れ 短編にした次第です



連載時のあとがきでも書きましたが ホラーのオチつけは大変です

ありきたりの皆さんが知っているような締めをどう工夫するか とにかく大変です


さてさて 今回のお話ですが 元ネタは確かひょっとこのお面でしたかね

都市伝説の方でもよく「ひょっとこのお面の呪いが」とそちらのほうが取り上げられていますが

私個人が思うに お面の呪い以前に よくそんなもの被る気になるなと

人間の好奇心の方が怖いと思います そういう好奇心に警鐘を鳴らすお話とも 取れる気がするのですが・・・ どうですかねぇ



それでは ここまでお読みいただき ありがとうございました また機会があればお会いしましょう


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ