第9話
そして話は現在へ戻る。
太陽の言葉は正直嬉しかった。
しかしそんな太陽の言葉に返事を
することはその場ではできなかった。
次の日、、心は唯一親友と呼べる人がいた。
その親友は早希といい早希はこの街へ来たのは
3年前の20歳のときだ。
一人暮らししている早希の部屋へ
遊びに行って昨日のことを話すことにした。
「ねー早希。5歳年上の人と付き合うかもしれないの。」
「えーよかったじゃん!どんな人か紹介してよね!」
素直に喜んでくれた早希に心はとても
喜びを感じていた。
「ちなみにその5歳年上の人はどんな人なの?写メとかないの?」
「そういえばないんだよね。また撮れたら撮ってくる!感じは、、んー優しい人!あと不器用だなって感じかな?女性慣れしてないのが分かる!」
「なんか信じれそうな人だね!また紹介してもらえるとき楽しみにしとくね!」
早希は心の過去を知る数少ない1人だった為
心には本当に幸せになってほしかった。
だから自分が出来ることならなんでも
してあげようとまで考えているほどだった。
「もう気持ちは決まってるんでしょ?」
そう聞いた早希に心は少し頬を染めて
小さく頷いた。
「じゃー今日は朝まで飲もうよ!パーっと前祝いしたげるからさ!」
「ありがとう早希。ほんとにありがとう」
心は本当に嬉しかった。思わず涙が出るのを
下を向いて隠すが声が震えているのが自分でも分かった。
そして早希と本当に朝まで語り合った。
早希のおかげで前へと進めることができると言っても
過言ではなかった。
そして翌週太陽に話があると伝え
心は自分の部屋へ太陽を招くことにした。




