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いつの日か  作者: ぞーんG
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第5話

「太陽は彼女とかいるの?」


太陽は即答でいないよ、と答えた。


すると心の顔が少し和らいだように思えた。


心は太陽にもう一つ質問をした。


「前の彼女とはなんで別れちゃったの?」


太陽は即答できなかった。

1番好きだった彼女が友人と浮気をしていた。

なんて言えなかった。

小さなプライドが邪魔をして少し溜めてから


「いろいろあってね」


とだけ伝えた。


そんな太陽の顔を見て心はそれ以上

聞くことはなかった。


少し重い空気が流れたのに気付いて

太陽はすぐに話題を変えた。


そして晩御飯のときには話も弾み

太陽は心に次も2人でデートしようと

誘ってみると、心も快く受け入れてくれた。


そして帰り道太陽は抑えきれない気持ちを

思わず伝えていた。


好きと2文字だけ伝え次のデートも

楽しもう。と言いお別れした。


それからの太陽の日々はこの5年とは

全く違うものになっていた。


そしてそれは心も同じだった。

心の恋も決して楽しいものではなかったからだ。


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