表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
いつの日か  作者: ぞーんG
27/27

第3章 第27話

病院へ戻り、また日常が始まる。


幸せの余韻に浸っている2人。


実は太陽は先生から


「笑顔や幸福感は癌と闘うために

ものすごく大切な要素です

1人になると患者とゆうのは必ずと言っていいほど

不安にかられて笑顔や幸福感からは

真逆になり癌に力を奪われてしまいます。

だから少しでもその不安を忘れさせてあげてください」


と言われていた太陽は病院へ戻った後も

いつもより笑顔になってもらえるように

夜家に帰ってからどうすれば喜んでもらえるか、

どうすれば幸せと感じてもらえるかを

毎日考えていた。


事実、心は病気であったが、そこには笑顔が溢れ幸福感に満ちていた。


心は太陽と付き合い始めてから太陽に内緒で

日記を書いていた。


「9月12日


世界で1番幸せな瞬間


今日なんと夏目 心から庄司 心へとなりました。

正直、私が結婚するなんて…夢にも思ってなかった。


過去のことも今も全てを受け入れてくれた

旦那さんに感謝しています。


初めて2人が出会った日の1年後に

結婚って素敵な考えをしてくれた

旦那さん。


この先いつまで生きていられるか

分からない、むしろ明日があるのが当たり前

じゃなく奇跡かもしれないと思っていた日々。


だけどもっと生きていたい、癌なんかに

負けてたまるかって今は強く思うの。


この先どんな困難が待っていても、

迷わない、揺らがない。


愛する旦那さんの傍にずっといられるなら

どんなことをしてでも生きるとゆうことに

しがみついていきます。


神様の悪戯が少し酷いなって思うけど

絶対負けないんだからね。


愛してます…庄司 太陽さん」


しかし…


次の日から抗ガン剤治療が始まった…


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ