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いつの日か  作者: ぞーんG
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第3章 第25話

心は自ら埋めるところを書く前に


「綺麗に名前書きたいから」


と何度かノートに自分の名前を書いて

練習していた。


そんな姿が愛おしく思えた心は


優しく微笑んでいた。


そして心が自分の名前を書きハンコも押して

あとは役所に持っていくだけとなった。


と、ここで心が


「どうしても2人で提出したい」


と言ったので太陽は先生にお願いして

半日だけ外出許可をもらった。


ここで太陽は心をなるべく早く

病室へと思ったが心は次いつ外出できるか

分からないし心自身どうしたいか

聞くことにした。


「半日あるけど提出した後、どこか出掛ける?」


すると心は


「そんな当たり前の事聞かないで」


と、口を膨らませていた。


愛おしい心に太陽は思わず


「俺のお嫁さん…好きだよ」


と呟いた。


まだ提出もしていないのに早とちりだけど

嬉しかった心は


「ありがとう…私の旦那さん」


2人だけしかいない病室に

夕暮れが2人を照らしていた。


そしてそっと目を閉じ唇を重ねた。


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