第3章 第24話
病室へと着いた太陽は
すーっと息を吸ってふーっと息を吐いた。
深呼吸してノックをして部屋に入った。
「はーい」
と普通のトーンで返事をする心がいた。
開けるとそこには大きな花束を持った
太陽がいて心のほうへ近づき跪いて
花束を心へと向け一言だけ
「結婚しよう」
と伝えた。
心は驚きを隠せなかった。
目の前の景色はパッと消え
太陽以外なにも見えなくなった。
病気であと幾ばくかの時間しかない
自分になぜ結婚を?と…
しかしこれが同情の類ではないとは
ハッキリと分かった。
しかし、自分ではこれからの太陽を
幸せには出来ない。
その気持ちもあった。
30秒ほど黙り込んで
「1つだけ教えて欲しいです、なぜ病気になった私となんですか?」
病気とゆう言葉を言ったときいろいろな感情が
湧き出てきて思わず涙がこぼれた。
「長くなるけど聞いてもらってもいいかな?
俺は心と出会ってから、
なにもなかった自分が
自信や自分を持てるようになって、
心といる世界は今までの世界と変わった。
自分の心がどこにもなくて
このまま人生終わっていくのだろうなって…
そんな風に思っていた人生も
180度変わったんだ。
そんな心が病気になって…気持ちは
全く変わらなかったんだ。
どんな心でも俺の中では愛する人で
運命の人だと思ってる。
この先なにがあってもあなたを愛し続けると
誓います。
結婚してください」
2度目のプロポーズに心は顔を手で覆い
泣き崩れながら
「こんな私でよければ喜んで」
と振り絞った。
2人を祝福するように窓から
そよ風が吹いた秋の夕暮れ。




