第2章 第18話
それから3度重なり合った2人は
いつの間には眠りについた。
太陽の腕は筋肉質だが柔らかくて
心は心地よかった。
そして朝、心が太陽より少し早めに起きて
朝食の準備をしていた。
「コーヒーと軽めのものでも作ろうかな」
そう呟くと手際よくコーヒーと
食パンを半分ずつ切り目玉焼きを
焼いて太陽を起こすことにした。
「太陽、太陽朝だよ。おはよう」
寝ぼけているのか、なかなか起きない太陽が
可愛く見えたので思わずキスをしようとすると
太陽に引っ張られて抱き合った。
そして優しくキスして太陽から
「おはよう」
と言われて心からもう1度キスをした。
そして太陽は洗顔を済ませ口をゆすぎ
朝食を見て
「朝食早く起きて作ってくれたの?
ありがとう。本当に感謝ばかりだよ」
心は人から感謝されることに渇いていた胸が
満たされていた。
そしてそれは愛する人からされる感謝に
心は幸せを感じていた。
美味しい美味しいと食べてくれる太陽を
心はずっと見ていると、太陽が不思議そうな顔をして
「なんか変かな?」
と言うと
「ううん、幸せだなと思って」
と2人は幸せを感じていた。
「心は朝ごはんほとんど食べないんだね」
「うん、最近食欲なくて」
そしてこのとき太陽は正解の選択を
いち早く選んでおけばあんなことには
ならなかったのかもしれないと
思うことになる。