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第2章 第13話
それから半年たち2人は同棲することになった。
2人は部屋を決めるため不動産を見ていた。
「太陽はどんな部屋がいいとかあるの?」
「そうだなー。俺は自分の部屋がお互いある部屋がいいかな?あとキッチンはしっかりしてるほうが嬉しい。2人でご飯とか作りたいしね。」
太陽はいつも心を幸せな気持ちにしてくる。
2人は同棲を始めるにあたって2つ
約束をしていた。
1つ目は生活は太陽がお金を払う。
これは太陽が自ら望んでいたことだった。
心は悪いからと言ったが
「養ってあげる力もない男といても、
この先はないと思うから」
と、唯一引かなかった。
そして2つ目は1つ目と関係していて
結婚を前提とするだった。
これはお互いが意識していたが
同棲することで改めて意識を強め、
2人の関係を確かなものに築きたかったのかもしれない。
そして2人は2つの約束を決めてから
同棲することになった。
そして同棲する前に、どうしてもしたいことが
お互いにあった。
太陽は心の母の陽子のお墓に挨拶をすることだった。
これは太陽が付き合い始めたときから、いつか心の母に、
心を幸せにすると誓いたかったからだ。