第2章 第12話
太陽は心と大阪旅行の為に1週間前から
車の掃除や旅行に持っていく物を
買い揃えていた。
そして心の家から1時間で空港へ。
「太陽荷物多くない?ちょっとだけ笑える」
「そうかな?これでも結構減らしたほうなんだけど、、」
といいながらリュックがパンパンになっていた。
そんな太陽に少し笑いながら新幹線へと乗った。
ー大阪ー
「着いたねー。まずはどこへ行くとかあるの」
「もちろんあるよ。あそことあそことあそことあそこと、、、」
「多いね。まさに弾丸。私はいろいろ行くと思ってカメラ持ってきたの」
カメラ写りを気にしてか心を笑わそうとしてか
髪型を気にしている太陽を見ると心は可笑しいねと笑っていた。
そんな心を見て微笑ましくなった。
そして2人は食べに食べ、気づくと夕方に
なっていたのでそろそろ帰ろうかと太陽が言った。
そして新幹線へ乗り、車で心の家へ送るとき
太陽は心に
「今日は楽しかったね」
と呟いた。
すると心は太陽に聞こえるか聞こえないかの
トーンで
「うん」
と心から噛み締めて一言言った。
そして家へ着くのがこんなに嫌なんだと
心は思いながら太陽も同じ気持ちだといいなと
思っていた。
家に着くと軽く会話をして心が車から出ようとしたとき
「ちょっと待って」
と太陽が言い、1本の薔薇の花を渡した。
「ちょっとくさいかなと思ったけど
初めてのデートだから今の気持ちを
渡したくて。今日は本当にありがとう。
すごく楽しかったし、心と行けて良かったよ」
といい2人はそっと唇を重ねた。