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いつの日か  作者: ぞーんG
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見上げると君がいる

なぜ巡り合うのか、なぜ吸い寄せられるのか

僕達は知らなかった。

知らなければよかったと思えば思うほど

現実は教えてくる。

全てを越えて今あなたに、、


8月10日

夏の暑さが体の体力を奪っていく。

仕事以外の時間はクーラーなしでは生きていけない。

朝6時に起きて外で鳶職に励む庄司 太陽。

午後6時に仕事が終わりスーパーで晩御飯の食材を

買い自炊する時が彼の至福の時間である。

今年で28歳になる彼に両親は早く結婚をしろと

お見合いまで進めてくるが彼は今の人生に満足している。

太陽はモテないわけではないが、恋愛が面倒くさいと

ゆう今どき多い若者の1人。

彼女は5年ほど前が最後で結婚も本気で考えていたが

当時の彼女の浮気が許せず、そのまま別れることになった。

それからは女性を信用できず、女性のことを考えるのが面倒くさくなっていった。


太陽は月に一度ボランティアを行っている。

ボランティアといっても道に落ちているゴミの掃除が

主である。

なぜしようと思ったかと言うと5年前

振られたときに、太陽は心が荒んでいた。

これから先のことを考えていた矢先のことだった。



〜5年前〜


「太陽ーあそこのお店行ってみようよ」

彼女の名前は亜希。

友人の友人の友人であり初めて会ったのは

20歳のとき、夏に30人ほどでBBQにいったとき

彼女を見てこんなにドストライクな子は初めてだった。

出会って一目惚れはよく聞く話だ。

一目惚れしたのはいいがその日は一言挨拶程度しか

できなかった自分をチキン野郎と友人から

いじられ珍しく落ち込んだのを覚えている。


それから友達の協力もあり、次に会ったのはBBQから

1ヶ月後、お互いの友人と4人でご飯にいった。


そのとき仲を深めてLINEの交換もできて

次のデートまで約束するほどになった。


それから3回目のデートで告白するとゆう

王道のパターンで即答でその日に付き合えた。


それから週に1度は会おうと思い週に1度

彼女の日を作っていた。


しかし付き合って1年後、友人と遊んで電車で

帰宅しているとき、駅で彼女を見かけたので声を

かけようとすると、隣には1年前ご飯に行く

約束までこぎつけてくれた友人といた。


しかも彼女は友人の腕を組んで寄り添っているのを

見てバレないように太陽は柱にそっと隠れて

状況を理解しようとした。


それから3日後、彼女からLINEで

「別れよう」

とひと言。

それに対し太陽は「分かった」とひと言で

1年の恋はあっけなく終わりを告げた。


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