閑話 スモール・ギア 其四
Side:Clocker
ヨミキリくんは意外に頑張っているようだね
たった二人で挑んできてそれで退治するとはねぇ
ただ少し気に食わない
それは僕ら二人にとって根幹に関わるほどのものだ
「どう見たって、限定的にだけど時間の流れが変えられているね」
「空間の歪みも確認した、大部分はこっちと見ていいだろう」
何かしらのものを変えるのは別段いいんだよ
剣技だったら武神が関わることもできるし
新しい料理なんかだったら薬滋の爺さんが喜々して手伝うからね
でも僕らは違う
時の流れなんて変えられたら乱れが生じてしまう
空間の歪みなんて起きたら世界構造が変えられてしまう
これがスキルだから、そういったことは起きない
そういうものだからだ
「でも、気に食わないね」
「だからと言ってどうすることもできんだろうに」
「鶴の一声がないとどうすることが出来ないのがねぇ」
「俺達だけが鬱憤が溜まってるからな」
「確かにキワモノなスキルだけど彼自身は何もない、必要なの?」
「上がそう言ってるんだ、そうだとして行動しなければならない」
「クノウ大戦からというもの、僕らは全く行動できなくなっちゃたのが痛いね」
「あの方たちはその前から行動ができなくなってる」
「そうなんだけどね・・・・あっちの方はどうなってる?」
「全体的に安定してるが、細かくみると滅亡してる星が多すぎる」
「休眠期にそろそろ入るのかな?」
「・・・・・・こっちの仕事は終わったぞ」
「僕も終わりっと、爺さんのところで飯食べに行こっか」
「そうするとするか」
これで第二部完です
現在第三部執筆中なので更新ができなくなります
申し訳ありません




