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没・Karma Gear Story  作者: D.D
組み込まれた歯車
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出会う歯車 Ⅰ

 そこは全てを飲む猛獣、そこは無限の海、そこは死の終着点

 ベルゴース大砂漠、そこは嗚呼、冒険者の壁であり憧れだ

 大砂漠にある迷宮都市ラビリアン・クラウズ

 CGUCと対をなす、男のロマン

 私は行きたくないがね

 ではなく行きたい国、都市ランキング23位ベルゴース大砂漠のラビリアン・クラウズ

                                  ~フェリペ・A・ヘミングス~

 Side:Yomikiri

「何が男のロマンだ。何が迷宮都市だ。何が壁だ。何がいい経験だ」

『ここまで来て愚痴ですか、みっともない』

「なんもねえな」

「・・・」

「・・・」

「・・・なあ、お前」

「何だ、お前」

「俺はお前ではない、ミラオスだ」

「ではミラオス、俺はヨミキリだ」

「おま、ヨミキリ愚痴を言うな。気が滅入る」

「それは済まなかったが、暑いのに暑い格好するな暑苦しい」

「お前に言われたくない」


 どうしてこうなったか、少し、いやかなり遡ろうざっと2ヶ月前というか、あの追いかけっこの数日後のことだ


「こんにちは、ヨミキリさん」

「どうも」

「やあ」

「どんな依頼がある?」

「ああその説明がまだでしたね。どこかのギルドマスター様のお蔭で」

「むむむ、威厳が低下中だな」

「このギルド、メタルズギルドは主に他国他都市の属ギルド及び支部との連携で魔物の大繁殖や未調査迷宮の探索、異常が発生した迷宮の原因究明、他国の内乱の鎮圧等です

 あまり前例がないのですが、他ギルドや国家と一緒に事件等にあたることもあります」

「えらく、でかいことやってるんだな」

「ええ、単純な難易度は低くて中級クラン、高いと5大ギルドが動くレベルです」

「・・・」

「ですので、中央ギルドに登録している方はそちらをおすすめします」

「じゃあ、そうするか」


 そう言って中央ギルドに行こうとすると

 立ちはだかる肉壁

 アールグレイが飲みたい


「何か言われようのない悪口を言われた気分だぞ」

「ギルドマスターのアルンクレス様、退いてくれると感謝して差し上げます」

「丁寧だけど、なんかひどい言い方だな」

「入ったばかりの私になんの用があんのか教えやがって下さい、早急に」

「敬語崩れてるぞ」

「どて腹開ける前に言え」

「君に実に良い依頼がある、って撃つな!」

「おい肉壁、失礼アールグレイ退け」

「悪びれもせず言い切った後に名前間違えるな!じゃなくて、ベルゴース大砂漠のダンジョンに異変が起きたらしい、行ってくれ」

「俺は近場で草むしりする退いてくれ」

「それはできませんけど、近場の魔の森の魔物調査がありますよ」

「報酬は1.5倍だ」

「だいたいパーティもいないんだ、いい加減退いてくれ」

「断る、一人用意出来てるから行け」


 ここ最近武器を新調してカカシを探しているとこだった

 コンテンダー用の弾をリロードできたから予備弾薬5発

 あの銃の爺さんの店で魔改造したガバメントではなくなった銃2丁

 構造があまり良くわからず出来た実践使用可能な手榴弾2個

 試作型大口径アサルトライフル1丁装弾数20発

 今ここで試していいかな


「ここは戦闘ご法度です。練習場へいってらっしゃいませ」

「で受けるよな」

「ちっ」


 えーと何々


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 Quest    ベルゴース迷宮の異変調査


 Client    ドナウ


 迷宮18階層から本来20階層からしか出ないサンド・スコピリオスが出現を確認しました

 他にも上層に中下層の魔物の目撃多数、至急調査究明されたし

 異常種のジャイアントアナコルダの目撃証言あり


 Rewards   CGUC赤金貨 3枚


 依頼受諾

 メンバー:ミラオス ヨミキリ


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


「生活費等々で無一文の俺にろくな準備もせずたった二人で初めての迷宮で調査だと?」

「そうだ」

「更にすでに受諾されてるのはなぜだ」

「まあとりあえずカード持ってるだろ」

「中央のか?」

「うむ、それを受付嬢に渡し給え」

「どうぞ」

「かしこまりますがいいでしょうか」

「いいぞやっちゃいな」

「な!」

正式に(・・・)受諾されました」


 嵌められた。わけではなく面倒だから受諾したのだが

 残金ないんだが、大丈夫なのかこれ


「自慢のモーニングスターと銃で戦いなさいな」

「たった二人でか」

「俺の技量になんか文句あんのか」


 気づけばアルの隣、の紺色の髪の20代前半に見える青年が立っていた

 見た感じ得物は騎士剣とヒーターシールド、防具は騎士鎧か

 ・・・・・・まあ、戦えそうだな


「ワールドスカイ銀の座所属のミラオスだ」

「ワールドスカイってあの?」

「ああ、ここを毛嫌いするあそこだ」

「・・・ああ、そういうことか」


 つまり、手柄を横取りしたいけど、こっちに依頼来てないから一緒に受けさせて手柄奪っちゃえということか


「あー、そのだな、銀の座は比較的冒険者と仲はいいんだ」

「比較的が信用ならん」

「思ったんだけど、入ったばっかのくせにすごい口の聞き方だよな」

「というかそこから退いてください営業の邪魔です」

「ああ、すまんすまん。じゃこっちへ」


「とまあこんな感じだから頑張ってくれ」

「了解しました」

「はいよ」


 そんなこんなで依頼を受けて

 ベルゴース大砂漠、CGUCから東に馬で2ヶ月にある迷宮都市ラビリアン・クラウズを

 点々とあるオアシスを経由しながら行くルートを使って

 でようやく


「「着いたぁ・・・」」


 なんてったって暑い、わけではないが、気分的に暑い

 ただでさえ暑いのにフルプレートを着ているから余計に暑い


「おい、まず宿を取るぞ」

「飯場探すからあそこにある広場で落ち合うぞ」

「「じゃあな」」


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