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没・Karma Gear Story  作者: D.D
組み込まれた歯車
36/78

動き出す歯車 Ⅰ

『警戒!警戒!各地で複数名空に向けて陣を形成してます』

「確認、同時に街灯が消され窓が閉じられた、詠唱らしきものも聞き取れる」


 ほとんど同時に光の玉が各地に空に向けて放たれた

 数秒空に漂っていた光の玉が破裂し、辺りを眩く照らす


 いつ何処で連絡をとったかはしらないが、考えたものだな

 この追いかけっこの特性上、双方ともに屋内に入ることが厳しい

 故に、外に出ている可能性が高い

 一斉にこっちに向かって動き出したのをドローンで確認

 おそらくスキルと呼ばれるものの類で感知されたか

 とりあえず屋根から降りるか

 さっきの明るさのせいで周りが見えにくいか

 そして向こう側は何らかの対策をとってると見ていいか


「ドローン20機、点灯」

『設置されているドローンの3割ですが』

「構わん、どうせ電池切れで使えなくなるのが落ちだ」

『了解』


 降りた先にこちらに逸速く来たグループがいたが、周りについた光の点のせいで

 周りが見えていないようで、素通りしていった

 とりあえずこれで乗り切るか


 ひとつ目のドローンが破壊された

  


 3:00a.m

 残り15日23時間

 冒険者ギルド区中央広場から25m先の裏路地


 まだ日が昇りきっていない、一番暗い時間帯そんな時に集まる人だかりそして


「ある傭兵は言っていた、ダンボールというのは最高のツールいやホームだ、と」

『そこまででしたっけ?』

「今俺は木箱の中にいるが、たとえダンボールだとしても一生相見えない」

「そうですか」

「捜索隊結成早すぎだろ」

『なんだかんだあって3日寝てませんね』

「さらに、寝させないとかなんだよ」


 点灯されたドローンは全て破壊された

 今は大人一人分が入れる分の箱を買い少し細工をして、中央広場を眺めている

 捜索隊第3陣だ

 構成人数84名11組といったところか

 眠そうにしている奴も居るが全員が周りの捜索をすでに始めている

 3名のチームがこちらの方面をターゲットにしてきた


「これより、捜索隊第3陣の捜索を開始する各員、必ず見つけろ!」

「「「「「おおおおおおおおおお!!!」」」」」


「そこまで金に困ってんのか」

『人は欲に駆られやすいからですね』

「まあ、仮にも一攫千金を夢見た奴らだ、当然といえば当然か」


 全員が通り過ぎるまで暫し待つ

 こんな時が一番危険だ

 油断もしやすく、なおかつ眠い

 そんな時は紅茶を飲むのが最高なのだが、あいにくそんなものここに来てから一度も見ていない、いや見る機会がないのか

 音楽を聞くのがいいとはよく聞くが、喧しい曲を聞いても寝るときは寝るし、今聞く状況でもない、なおかつそんなものを入れていない

 ・・・捜索隊の捜索経路を再確認するか

 まずここメタルズギルド、評議会ギルドがある南に位置する冒険者ギルド区から出発し、西の商業ギルド区、公式ギルドのある中央キルド連合区、東の賢魔書庫の研究者ギルド区、最後にワールドスカイがメタルズギルドを目の敵にして北に造った宗教区

 ちなみに職人ギルド区は中央と西の間にある

 そこを4時間に分けて計12陣総勢1368人のバウンティハンター、冒険者その他諸々が手分けして探すという人海戦術

 しかも上も下も川も探すという徹底した捜索で身動きが取れないということだ

 オドは全快、眠気マックス、不味い携帯食料で士気低下でマイナス方面できつい


 どうやら行ったみたいだ

 中央の捜索が完了するまで約2時間

 ここをもう一度探索するのはおよそ30分

 動くとするか


「ミラージュ」


 無茶な行使のお陰でオド拡散しながらでも2時間は持つようになった

 スキルの方は未だ不明の部分が多い、壁登りぐらいにしか使っていない

 中央に向かうか

 残り半月、突発的なトラブルを除けば何もなかったから比較的楽だったがこれからはそうはいかない、せいぜいかき乱すか


 24日目

 3:21p.m

 残り5日46時間39分


 音楽が流れ始めている

 別段音楽をかけているわけではない、周りも音楽を奏でている奴はいない

 いわゆる幻聴だ





 いかんブラックアウトし始めている

 彼奴等の索敵能力を馬鹿にしていた

 しかもオドの感知を変えてきたらしくミラージュも効かない

 5日間寝てないし寝た時間も1時間あるかないか

 しかも気絶魔法を放ってきてくれた奴のお陰で






 今何処にいるかも分からん


『ヨミキリ』

「・・・・なんふぁ」

『すごくいい話とものすごく悪い話があります』

「………悪い、方で」

「囲まれています」

「いい方は」

『近くにカフェがあります』

「・・・で?」

『紅茶があります』

「...続けて」

『猫もいます』

「くくく」

『後もうひとつ悪い話があります』

「なんだ、今俺はこの状況を打破する方法を考えている」

『ついにあなたの頭が終わりました』

「勝手に終わらすな」


 矢が魔法が投槍が投げナイフが飛んでくる、だからどうした!

 槍が剣が肉薄してきている、だからなんだって言うんだ!


「術式発動、ダートフォートレス」


 その全てが土の壁に阻まれる、だが全て貫通してくる

 だったらなんだと言うんだ!

 俺は今紅茶を飲み猫を触りたいんだ!

 閃光玉残り3つ崩れた瞬間に起爆させる

 突き刺さらんとするものをショートソードで!モーニングスターで!振り払う!


「いくら貴様らが手練だとしてもいくら策を練ろうとも関係ねえ!猫だ猫を!」


 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお


『・・・キリ・・・・ヨミキリ!』

「んあなんだ?」

『5分間意識飛んでましたよ』

「そうか、変な夢を見た」

『そうですか、あそこのカフェに寄ったらどうです?紅茶あるかもですよ』

「行くだけ行ってみるか、ミラージュ」


「いらっしゃいませ」

「紅茶はありますか?」

「ホットですかアイスですか」

「ホットのストレートで」

「かしこまりました」


「・・・つじゃ・・・」

「・・・かな・・・もう?」

「・・・・ない・・・くる」

「・・・・った」


「お待たせしました20Sになります」

「・・・どうぞ」

「ではごゆっくり」

『おもいっきりふっかけられましたね』

「指摘する気もない」


 眠気覚ましの紅茶は美味い

 別に紅茶が飲みたいという理由でひと暴れする気はないが

 なんとも微妙な夢を見た

 捜索隊勢揃いとか勝てる気がしないな


『右後ろの4人組』

「まだ飲み終わってない」

『・・・』

「ちょいそこのあんた」

「なんだ?」

「この男についてなんかしらねえか」

「鎧のやつか・・・確か、捜索隊の一人が気絶させられたって聞いたが、それがどうした?」

「あんたは参加しないのか?」

「金には困ってない」

「らしいな」

「あんたらは?」

「まあ少し入用でな」

「白金貨1枚だからな、もう少し粘ればもっと増えるかもな」

「それはそうだが・・・やれる時にやれるのが俺たちなんでな」

「だから4人で囲むのか?」

「そういうことだ」

「実をいうと今俺は機嫌がいい」

「?」

「スタンの魔法陣を見ることができた」

「何が言いたい」

「術式発動、スタン」


 4人の首筋に発動させた魔法陣

 別に魔法陣が指標になるわけではない

 要はそこにあることが重要であり指定するのは制御陣だ

 術式はオドで書き留め、開放することによって発動する

 陣が大きければ大きいほど書き留められる量が増える

 これは制御陣にも言えることだ

 逆に小さければ小さいほど、正確により小さく書く必要性が高まる

 更にそれを自分から見ない位置若しくは離れた位置に発動させるのは至難の業

 さすがに俺でもできない、アイツなら目をつぶってもやれそうだが

 それを可能にするのがPDSのバイザー

 一度見た魔法陣を撮影し、それを指定した場所に貼り付け、そのとおりに描き上げる

 デザインのセンスのかけらもない俺でも出来る


「日本ではこう言うんだったな、ごちそうさまでした」

「あ、あのお客様」

「ああ、これチップね」


 銀貨3枚を投げそうそうに立ち去る


『の後ろに猫いましたけど』

「・・・」


CGUCに基本子供は居ません

何処にも属さない属することが出来ない人達が集まって集団を作っている各国から非公式で認められている国家ではない独立都市です


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