詰まった歯車 Ⅱ
Side:Yomikiri
1:00p.m Metal's Guilds 4階、ギルドマスターの部屋
「それでは、ゆっくりしてくれたまえ」
「失礼します」
「そう固くなるなよ、気楽に行こう」
「・・・」
「自己紹介はまだだったな、ここのギルドマスター、アルンクレスだ。アルって呼べばいい」
「どうして俺はそのギルドマスターである、アルさんと一緒にお茶を飲んでるんでしょうか?」
「気にすることはない、。ええとヨミキリくんだったな。」
「そうです」
「そうか、で本当に君はここに入りたいんだね」
「まあ」
「噂は聞いてるんだろ」
嫌というほどに聞かされたからな、そしてそれが
「おそらく本当だということも知ってます」
「ならどうして?」
「二度目の人生ぐらい楽しみたいからです」
「二度目ねぇ、そんな年じゃないだろう?」
「ええ、でも二度目です」
別に新たな生を受けたわけではないし使命を受けたわけでもない、だからこその二度目だ
今度は絶望しないための
「楽しくないぞ」
「それは俺が決めることです」
「後悔するぞ」
「しない人生はありません」
「多分死ぬぞ」
「多分生きます」
「「・・・」」
「よし分かった、では入団試験を始めよう!試験は1ヶ月間指名手配、デッドオンリー80赤金貨の賞金だ。範囲はCGUC全域とする。要は、追いかけっこだ。
これから起きる経済的損害、身体的損害はこちらで対処しておく、質問は?」
「いつからですか?」
「今からでもいいが、ここから出た瞬間だ。ちなみに殺すなよ」
「正門からしか出てはいけませんか?」
「いやどこでも出ていいぞ」
「たとえそれが窓でも?」
いけないな、絶対悪い笑顔しているな、見えてないのは幸いか
「ああ、そうだとも。ついでに弁償代は70Sな」
「ではどうぞ」
「・・・本当に言ってるのか?」
「では、また1か月後」
そう言って、窓から飛び降りる、フックを引っ掛けるのも忘れない
同時に鐘の音が響き渡る2時の鐘であり、追いかけっこの始まりだ




