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没・Karma Gear Story  作者: D.D
組み込まれた歯車
32/78

詰まった歯車 Ⅱ

 Side:Yomikiri

 1:00p.m Metal's Guilds 4階、ギルドマスターの部屋


「それでは、ゆっくりしてくれたまえ」

「失礼します」

「そう固くなるなよ、気楽に行こう」

「・・・」

「自己紹介はまだだったな、ここのギルドマスター、アルンクレスだ。アルって呼べばいい」

「どうして俺はそのギルドマスターである、アルさんと一緒にお茶を飲んでるんでしょうか?」

「気にすることはない、。ええとヨミキリくんだったな。」

「そうです」

「そうか、で本当に君はここに入りたいんだね」

「まあ」

「噂は聞いてるんだろ」


 嫌というほどに聞かされたからな、そしてそれが


「おそらく本当だということも知ってます」

「ならどうして?」

「二度目の人生ぐらい楽しみたいからです」

「二度目ねぇ、そんな年じゃないだろう?」

「ええ、でも二度目です」


 別に新たな生を受けたわけではないし使命を受けたわけでもない、だからこその二度目だ

 今度は絶望しないための


「楽しくないぞ」

「それは俺が決めることです」

「後悔するぞ」

「しない人生はありません」

「多分死ぬぞ」

「多分生きます」


「「・・・」」

「よし分かった、では入団試験を始めよう!試験は1ヶ月間指名手配、デッドオンリー80赤金貨の賞金だ。範囲はCGUC全域とする。要は、追いかけっこだ。

 これから起きる経済的損害、身体的損害はこちらで対処しておく、質問は?」

「いつからですか?」

「今からでもいいが、ここから出た瞬間だ。ちなみに殺すなよ」

「正門からしか出てはいけませんか?」

「いやどこでも出ていいぞ」

「たとえそれが窓でも?」


 いけないな、絶対悪い笑顔しているな、見えてないのは幸いか


「ああ、そうだとも。ついでに弁償代は70Sな」

「ではどうぞ」

「・・・本当に言ってるのか?」

「では、また1か月後」


 そう言って、窓から飛び降りる、フックを引っ掛けるのも忘れない

 同時に鐘の音が響き渡る2時の鐘であり、追いかけっこの始まりだ


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