油をさした歯車 Ⅲ
用意するのは来た時にウーボアに貫かれた右腕装甲と圧縮強化合金板、そして鉛、錫、銀、ラテックスのようなものそれぞれ適量それと強化ガラス製繊維布
装甲を外し表面装甲、内部装甲、強化外筋肉、骨組みに分解
傷が付いているのは骨組み以外だな、筋肉部位は損傷が多いな
まず用意した金属を溶かし、半田にする。使いやすいように針金状にするのも忘れない
次に合金板を熱したはいいが、このままじゃ加工できない
スキルはどんなものだったか
たしか、周りがゆっくりになった時に変形収縮が起きた、実際には何も起きてないが一時的なものなのか
効果は圧縮と見るべきか・・・なら何故周りが・・・・・
とりあえず合金板に焦点を当て、念じてみる・・・・・変わらない
手をかざしてみるか・・・ダメだな
もう一度念じ!
分かったが、なんとも言えん感覚だな
・・・何とかできそう・・・か?
気持ち大きくなっただろうか、引いた線から計算して1...2...3...4%で体に異常が発する
温度調整されているはずなのに暑く感じる、息切れもする、目がチカチカする
3%が限度か、で合金板を設計図と照らしあわせて切る
なんとか形通りに切れ、成形できたとこで、今度は内部装甲に貼り付ける。外部装甲は熱した後、鍛冶用の鎚で穴をふさぐ
凹んでいる部分には柔らかくなった青銅を詰め込む。損傷した筋肉は半田とラテックスを同時に溶かしてつなぐ、ホントはこれは特殊圧縮合金繊維の方がいいが必要な材料が売ってなかった
まああっても加工できないが、いやむしろ金属がインゴットで売られていたのがびっくりだ
冷えた整形された内部装甲を骨組みに合わせる、その上に筋肉、外部装甲を被せる最後に埋めたとこに強化ガラス繊維を熱してくっつける
『ちゃんと動きますね』
「そうじゃなきゃ困る」
「なにしてるんだい?機動装甲かい?」
「そんなもんです」
「その綱みたいのは?」
「さて?」
「秘密ってやつかい、それよりマントかぶりながら作業って熱いどころじゃないだろうに」
「まあいいんです」
「まあいいけど・・・くれぐれも火事は起こさないでくれよ。後30分」
この後適当に鉛に真鍮をかぶせてフルメタルジャケットの弾丸とソフトポイントの弾丸を5発ずつ作って終わりにした
『のこり13.25Gです』
「ああ」
『明日何処のギルドに行くか決めましたか?』
「ああ、金属と中央かな」
『止められても行くんですね?』
「あわよくば金属がたくさん手に入るかもしれない」
『一つ断言しますと、それは十中八九ありません』
「おやすみ」




