表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/9

天才と秀才の戦い――私怨だらけの新年会(そのに)

「なんてことでショウ!! 開始早々、逃走者チームが次々と脱落していマス! コレについて、リノ君はどう見マスか?」

「どうも何も、殺戮班の方々が頑張っているだけでしょう。なんたってあそこは血の気が多いですからね。それ故に、失格者が出そうなものですが」

「まあソコはリーダーの器量にかかっているデショウ」





「気い付けるのは、医療班と諜報班だけにせい。諜報班を見かけてもまだ戦闘はするんやないで。雑魚を片してからや。医療班に怪我一つでも負わしてみ? 損するのはうちらやからな。あぁそれと、まず西側に集中的に抑え込め。今なら人数が大分おる筈や。それと紅厨と祈にはちかづくなよ。無理言わすと、あの二人を遭わすな、ええな? あとは全員好き勝手やれ。ええか? これは訓練とちゃう。絶対に殺すなよ」

「了解」

「おお流石、舞裏さん。指示が的確」

「別に相手が知っとるからできたことや。やから手を出しにくいのもあるけどな」

「ん? それってどういう?」

「あいつらの頭がそこまでいかれていなければいいんだけどな」





「――と言う訳で、今指示した場所にさえいれば、一先ず安全なので。よろしくお願いします」

「お前らいくつ危険物作っているんだよ!?」

「だってここの所有者うちと殺戮班だし、向こうも快諾してくれたんだってば。なあ、狂瀬」

「未許可のものも大量にあるけどな」

「でも、敷いているのは西側だけだろ?」

「たまに違反しているけどな」

「…………」

「我々は班長の指示の下で行っているが?」

「あー、えぇと、その……まあ!! おそらく、向こうは、まず西エリアを攻め込むはずなので! 敢えて、そこにいましょう!!」



 西エリア


「おいおい。これはどういうことなんだよ」

「知らん」

「知らん、ってそりゃないよ」


 どうでもよさげにアサルトライフルを構える祈。「いや、構えちゃ駄目だろうが」とタグは諌めた。


「だって兄ちゃんが言っていることは正しいんだ。だから、偶然俺らがいる場所がこうなっているんだろう」

「えぇっ。それでいいのかよ」

「当たり前だろう!!」

「でも流石にさあ――どこいっても医療班しかいないっておかしくない?」



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ