#6 『花は散れども』
桜吹雪 舞い踊る鳥 静かなるは山河の響き
あらゆるものを飲み込む欲望 血に飢えたりし我が手
生を受けて この地にあるは 何ぞ意味の在りしことかと
問いかけるため戦いの中 駆け巡るなら 本望
散り逝く宿命だと 叫ぶ声がする
燃やせ魂 唸れ鼓動 いざ勝負勝負!
華やぎ纏い 気合の一閃
一度きりの人生を 持て余すなかれ
命の限り 傾け
焔立つは 戦国の世の 習わしよと 笑い飛ばして
平らげるのは天下か己か 勝鬨上げる日まで
槍を持て! いざ行かん 煙る戦場に
火の手上がれ 盛大に燃え上がれ人よ
己が命を 賭して生き抜け
風を斬って 闇を斬って 光を導く
命の限り 傾け
散り逝く宿命なら いっそ花のように
燃やせ魂 唸れ鼓動 いざ勝負勝負!
華やぎ纏い 気合の一閃
一度きりの人生を 持て余すなかれ
命の限り 傾け
《ライナーノーツ in 「花は散れども」》
時折、ちょっと変わった曲を書きたくなることがあります。そういうのを「イロモノ曲」と呼んでいます。語源は寄席の「色物」から来ています。
この「花は散れども」はそんな「イロモノ曲」の代表格です。テーマは「戦国時代」。エレキギターと三味線をかき鳴らした、不調和かつ、スピード感重視のロックに仕上げました。
何故「戦国時代」なのか? と申しますと、わたしが戦国武将が大好きだからです。歴女さんたちには負けません! まあ、そんなことはどうでもいいですね……。ごめんなさい。
特定の武将をモチーフに書いたわけではありませんが、戦国時代を駆け抜けたサムライのイメージを投影しつつ、歌詞を書いていきました。どちらかと言えば、「傾奇者」を主人公とした歌です。と、同時に「どうせ一度きりの人生なら、命の限り戦え!」みたいな、暑苦しいメッセージも込めています。
ホント、暑っ苦しい歌詞です……。