#23 『Calling You』
君にだけつながってる この声を届けたくて
指でなぞる文字を 言葉にして 呼び続けてる
I'm calling you
悲しくなって 青空見上げ
透き通る 涙がこぼれた
小さくなって 消えてしまえば
楽だなと 思う日もあった
今はもう 届くことはないけど
言えるとしたら 伝えたい ありがとう
君にだけつながってる この声を届けたくて
でも言えない気持ちは 少しだけ 心にトゲを残していくよ
君にしか聞こえない この声を送りたくて
指でなぞる文字を 言葉にして 呼び続けてる
I'm calling you
瞳を閉じて 奏でた歌は
寂しげな メロディーのままで
何年経っても 変わることなく
この胸に 響いているから
怯えてた明日を 恐れないで
君がくれた あの優しさを信じて
君にだけつながってる この声を届けたくて
終わりないものなんてないことは わかっていたはずだったのにね
君の名を叫んでる この声は枯れないから
だからもう 泣かなくてもいいよね 傍にいつでも
You'er following me
君にだけつながってる この声を届けたくて
でも言えない気持ちは 少しだけ 心にトゲを残していくよ
君にしか聞こえない この声を送りたくて
指でなぞる文字を 言葉にして 呼び続けてる
I'm calling you
《ライナーノーツ in 「calling you」》
たまたま読んだ小説に、感動させられることは多々あります。この曲は、そういった感動を胸の奥に閉じ込めたくて、執筆したバラードソングです。ある種の二次創作と言えなくもないかもしれません。
わたしを感動させた小説のタイトルは、そのもの「calling you」。角川文庫より出版されている、乙一さんというプロ作家さんの短編小説です。
その小説に、もしもテーマ曲があるとしたら、こんな感じかな、という勝手極まりない妄想で書き上げました。
しかし!! まさに運命の悪戯なのか、直後、映画化され、ドリカムがテーマ曲を発表しました。もちろん、当たり前のことですが、わたしの完敗です(笑)
それでも、小説を読んだわたしの想いが、この曲には詰まっており、思い入れだけはあります。




