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#1 『雪が降る前に』

『雪が降る前に』


あれはたしか十二月前の まだ冬の初めの頃

偶然とか必然じゃなくて 君がそこにいたあの日


なぜ選ばれた人が君かと 神様に尋ねて

それでも答え 返ることもなく 静寂が包むよ


この頬を伝う僕の涙 雪になり街を白く染める

もう巻き戻らない その時間が ずっと僕を悲しませるよ


透き通った声も聞こえない 温もりも思い出せない

この世界は闇に覆われて 独りじゃ明日も見えない


冷たい君の手 触れることさえ 僕には出来なかった

これが夢なら 幸せだよと 眠る君に言って


この頬を伝う僕の涙 雪になり街を白く染める

もう君と行けない その未来を 歩くのは僕一人だから


それでも 胸に残った君の優しさがあるから

流れる時を生きて行かなくちゃ

止まった足を前に踏み出して


この頬を伝う僕の涙 雪になり街を白く染める

でも振り向かない 君と僕の最後の約束だから

そう 君と歩いてたあの昨日を ずっとずっと 忘れはしない




《ライナーノーツ in 「雪が降る前に」》


 ライナーノーツと恰好つけていますが、要は「後書き」みたいなものとご理解いください。

 記念すべき(?)一曲目に選びました「雪が降る前に」は、数年前に書いたバラード調のゆったりとした曲で、ピアノ伴奏を主体とした曲想はかなり切ないメロディとなりました。

 が、しかし、曲をお聞かせできないのが、わたし的には、もっと切ないです……。

 何か良い方法はないものでしょうか?


 それはさておき、歌詞のテーマは一見するとよく分からないかもしれませんが、「死別の歌」です。そう言うと、とても聞こえが悪いかもしれませんし、レクイエムのように思えるかもしれませんが、そうではなくて、主人公が愛する人とか大切な人の死を乗り越えて、逞しく生きていく、というものが根底のテーマにあります。  色々と曲を書いていると、テーマに困窮するようになり、ある日フッと至ったのが、このテーマでした。何故思い至ったのか、は今でもナゾです。しょっぱなから、重い曲ですみません……。

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