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#9 『Sentimento』

眼差し遠いあなたは 少しだけうつむいて

わたしは何も言えずに ただじっとしていたの

唇が「さよなら」を告げることは わかってた


あなたが生まれた街 白い傘を差しながら

すれ違う足音にふと 振り向く


切ない優しさがただ わたしの胸を突き刺す

涙は もう枯れたのに とめどなく溢れてくるのね


その方が 素敵な今を過ごせると思ってた

その方が わたしのままでいられると思ってた

悲しくて 心がただの器になっていく


あなたのことをすべて わかってたつもりなのに

本当は ひとりよがりだったのね


切ない一秒がただ あなたの胸を突き刺す

夢なら 覚めて欲しいと わたしは少しだけ願った


「わたしは泣き虫だけど 何とかやっていけるわ」

最後の嘘ならきっと あなたは気付いているはずよ


切ない優しさがただ わたしの胸を突き刺さす

涙は もう枯れたのに とめどなく溢れてくるのね


眼差し遠いあなたは 少しだけうつむいて

わたしは何も言えずに ただじっとしていたの





《ライナーノーツ in 「Sentimento」》


Sentimento(センチメント)」は、英語ではなく、音楽の曲想を表す言葉で「切なく、悲しげに」という意味があります。

そのタイトルどおり、非常に切なく、かつダークな曲で、マイナーコードが乱舞しています。所謂「短調」の曲です。間奏では、ヴァイオリンがソロで悲しげなメロディを弾くというのも挑戦しましたが、弦楽器の編曲の技術のなさを思い知らされました。

歌詞のテーマは「別れ」です。恋愛における別れの曲というのは、他にも書いているため、いずれ掲載したいところですが、この曲はその中でも、もっとも悲しい別れを想定しました。「わたし」と「あなた」の間に何があったのか、いろいろと想像をめぐらせていただけると幸いです。


また、初めて挑戦した「女性視点の歌詞」ということも付記しておきます。

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