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閑話休題、姉の意見。

突然だが私には姉がいる。


5個上でしっかり者の看護師だ。



「でもさすがにさあ、、、結婚相談所はなくない?あんただってまだ若いといえば若いんだし。もう少し粘ってみたらいいんじゃないかと思うのに」


「いやさすがに、もう30だよ?? これ以上粘ってもどうかなって思うよ・・・」


「うーん。ていうか、そんなところにいい人とかいるのかな?そもそも普通に過ごしてて結婚できなくて相談所に行くわけでしょ?言葉は悪いけど売れ残りしかいないんじゃない?」



うーん。なんとも辛辣だが、胸が痛い。これが図星であることの証明。


正直、似たようなことは自分でも思っていた。


もう少しだけ、待ってみてもいいかも。

来年になったら、素敵な人と出会っているかも。

もしかしたら明日、その辺で運命の出会いがあるかも。


そんなことも、ずっと考えていた。


でも、いつだって今日が私の一番若い日だし、できるだけ早めに動くことが自分にとっての最善だと思ったから、婚活を始めることを決意した。



ずっと、夢見ていた。


なにもかも完璧な人が私の目の前に現れて、私のことを好きになって。

そして、憧れの素敵なホテルでのプロポーズ。

家族だってみんな、諸手を挙げて喜んでくれる。


そんな日を夢見ていたし、そうなると思っていた。


でも、そんな日は来なかった。


それどころか、出会いはどんどん減っていって。


「思ったより歳いってるんだね」


そんなことを言われることばかりが増えていって。


気づいたら、周りの友達はみんな結婚していた。


出産の報告も増えた。


「凪ちゃんの素敵な報告も楽しみにしてるね」


なんにも報告できるようなことがないことが、悲しくてしょうがなかった。


人と比べてもしょうがないし、人と比べることでもないことはわかっている。


でも、それでも、みんなが当たり前のことのようにこなしている『結婚』を、自分だけができていないような気がしていった。




だから私は、今できる最善のことをしようと思ったんだよ、お姉ちゃん。



決して姉には言えなかったけど。


なぜなら、姉もまだ未婚だから。私たちはそういう意味では似たもの同士なのだ。。。

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