預言書 第11話
官房長官「殺し屋? お前達、殺し屋なのか!」
マーチバンド「フハハハハハハハハハハハハハハハハ 殺し屋だ。 さあ、お前達、殺されたくなければすぐ”預言書”を渡せ!」
姑「この鬼畜米兵!」
マーチバンド「いや、あの、俺はアメリカ人ではない。」
課長「なにを言ってんだ、出すも何も、ここに預言書なんかないぞ!」
タンスジ「総理大臣の命が惜しくないの?」
官房長官「・・・まぁ、別に惜しくはないが」
タンスジ「はあああああ?一国の総理大臣でしょ?あんた、人でなし?」
総理大臣「フガフガ!」
マーチマンド「その前に、私とこいつは、仲間ではない。むしろ、敵だ!」
草間「敵?」
マーチバンド「そんな事はどうでもいい。早く、出せ! ”預言書”を出せ!」
官房長官「だから無いって言ってんだろ! お前、バカか!」
阿久津「あのぉ、えぇっと、これ、どういう状況なのでしょうか?」
署長「分からないよ、私は。」
警視総監「・・・炭水化物が足りないから、みんなイライラしてるのよ。」
阿久津「炭水化物、用意しましょうか。」
署長「用意するか、阿久津君。」
警視総監「はいはい。そこのおバカさん達。」
官房長官「誰がバカだ!」
姑「この、鬼嫁!」
警視総監「・・・はいはい。お義母さん、老人ホームに入る手間が省けて良かったじゃなありませんか?」
マーチバンド「・・・それは流石にヒドイな。お前!人間の心を持っているのか!」
警視総監「はぁ? ワタシ、日本語、ワッカリマセ~ン」
課長「ヒドイ。流石にヒドイ。」
警視総監「頭の悪いおバカさん達にも分かりやすく説明してあげるけど、あなた達は檻に入っている。これ、どういう事か分かる?あなた達の命は私が握っているって事。ふふ。だって、私は女王様だから。」
タンスジ「なに言ってんだ、このオバサン!」
警視総監「いいのよ、このまま、一生、ここで暮らしても。・・・誰も困らないし。」
官房長官「困るだろ!」
課長「そうだ!」
総理大臣「フガ!フガガガガ!」
姑「セガレをこんな女と結婚させてしまった為にぃぃぃぃぃぃ!もっと早く離婚させるべきだったわぁぁぁぁぁ!」
警視総監「知らないババアが何か言ってるけど?」
マーチバンド「フハハハハハ フハハハハハハハハハ お前は忘れている。俺が殺し屋だという事を。いいのか?こいつらが殺されても?」
警視総監「・・・」
マーチバンド「え?」
警視総監「どうぞ。お好きに。人が減って丁度いいじゃない?そこ狭いでしょ?広くなるわよ?」
官房長官「等々力君!きみねぇ、僕、官房長官だよ?いいの?そんな事、言って!出世に関わるよ?」
マーチバンド「こいつは人の心もってねぇ!イカレてやがる!」
警視総監「ああ。あなたは、自称官房長官。官房長官を名乗っているだけのオジサン。何を言っても痛くも痒くもない。こっちの外国人は、ああ、外国人は最初から人権なんてないし。」
マーチバンド「お前、国際問題に発展するような事を平気で言うな?」
タンスジ「あのねぇ、こっちには総理大臣の人質がいるのよ?」
警視総監「その人だって、総理大臣を語った偽物。人質になろうが死のうが、それは、事故でしかないから、存分にどうぞ?」
タンスジ「こいつ腐ってる」
姑「この女は、息子をたぶらかした悪魔なのよぉぉぉぉおおおお!」
警視総監「認知症のババアがいるけど?」
課長「ちょっと、ちょっと、マズイですよ、官房長官!」
草間「おい、お前! 殺し屋のお前! お前、リーダーなんだろ?リーダーならなんとかしろ!」
マーチバンド「誰だお前は? ああ、3日後に、入れ込んでたトシコちゃんに妊娠を告げられて、心神耗弱のまま、海に飛び込む、サラリーマンか。」
草間「はああああああああああ? はああああああああああああ? ど、ど、どいう事だ! トシコちゃんが妊娠しているってどういう事だ!」
課長「草間君、落ち着きたまえ!」
マーチバンド「離せ!苦しい! 死んじゃう死んじゃうん ギブギブ!」
草間「トシコちゃんが、トシコちゃんに、何があったんだ! 言え!言え!言えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!」
警視総監「そこの小太りオジサン、うるさい!」
草間「誰が小太りオジサンだ! お前こそオバサンじゃないか!」
警視総監「オバサンですけど、なにか?」
タンスジ「開き直った。」
マーチバンド「ぐえぇぇぇぇぇ・・・・・」
草間「トシコちゃんは俺の全てだ! おいオバサン、ここから出せ! 俺はトシコちゃんに会わなければならないんだ!」
課長「・・・草間君。」
警視総監「知らないわよ。檻の中で、一生喚いてたらいいじゃない?」
草間「おい、お前! なんとかしろ!お前もリーダーの殺し屋なんだろ?」
タンスジ「はあああ? 4日後に葛西臨海公園で発見されるけど、記憶喪失で、ロシアンパブでボーイで働く男に、言われる筋合いはないわ!」
草間「え? ロシアンパブで働くの?しかも、記憶喪失! 俺に、俺に、この何日かに何が起こるの?」
タンスジ「まあ、いいわ。そこの、オバサン。早く救急車を呼ぶ事ね?」
官房長官「え?どうして?」
タンスジ「あと、少しで、そこのお婆さんが、ミカンを喉に詰まらせるわ。そして、戦いは終わる。」
警視総監「・・・・。」
タンスジ「なに?なに!・・・なんで、嬉しそうな顔してんの?こいつ、悪魔?悪魔なの?」
官房長官「等々力君。それは無いんじゃない?いくらなんでも、ご主人のお母さんでしょ?」
草間「俺なんて、どうでもいいんだ。」
阿久津「あの、警視総監。炊飯器のスイッチ、いれてきました。」
総理大臣「フガフガ フガガガ」
姑「そんなバカな、ミカンなんて・・・・・・・・・・・・・・・フガ、ンググ」
課長「詰まったぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁ!」
タンスジ「なにしてんのよ? 救急車、呼んどけって言ったでしょ?」
姑「ンググ ンガ」
官房長官「お義母さん、お義母さん、苦しんでるよ?寺田君、寺田君、君、救命措置できないの?」
課長「いや、出来ません!」
警視総監「・・・・・フフ」
官房長官「等々力君、笑ってないで、君、自分のお義母さんだろ?なんとか、しなさいよ?」
警視総監「そんなババア、見た事も聞いた事もありませんけど?それに、あなた、誰ですか?このオジサン誰?」
阿久津「ちょちょちょちょ、えぇ?」
署長「え? え? え? お義母さん?お義母さん?」
阿久津「署長、署長、掃除機!掃除機!」
署長「掃除機? 掃除機?」
タンスジ「・・・・・チッ」
姑「グゲェェェェェェェェェェ ボゲェェェェ オエエェェェェェェッェェエエエエエエエエエ」
官房長官「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ えええ? ウエェ ボェェェェェッェェエエエエエエエエ」
草間「僕の人生は終わりだ・・・。トシコちゃん、信じてたのにぃぃぃぃぃっぃぃぃぃぃぃぃ」」
課長「官房長官、貰いゲロは流石に・・・・・・ウェオェオェオオエオエオエオエオエオエオエオオエオエオオエオエ」
阿久津「ちょ、、、、あ、ダメぇぇぇ、 ウゲェェェェッェッェェ ボオエェェェェェッェェッェェ」
署長「なんで?なんで、みんな吐いてんの? やめてよぉ。掃除するの、大変なんだからさぁ。」
警視総監「・・・・・あぁあ。助かっちゃった。」
姑「ハァア ハァァ ハァァァ」
タンスジ「ああ、もう、臭い、臭い、汚い! ああああああ もう、こっち来ないでよ! 臭いからぁ!いやおあおあぁおあぁおあおあおあおあおおあおあおあ ボェェェェェェェェェェ ウエェェェッェェェッェェッェェ」
署長「大惨事じゃない?もう、これ、どうすんの?」
警視総監「ぶざま。ぶざまよ。あははははははははははは 署長、後は、まかせるわ。 綺麗にしておいてね。」
署長「私がですか? えええぇぇぇぇぇぇぇっぇぇぇっぇ?」
ニンジャスレイヤー甲信丸「・・・俺に何の用だ。」
男E「言伝を頼まれた者だ。”預言書”を手に入れろ。」
甲信丸「?・・・なんだ、その”預言書”とは?」
男E「詮索するな。お前はこちらの言う事を聞いていればいい。」
甲信丸「そりゃそうだ。・・・伝書鳩なら伝書鳩の役目を果たせ?首を折られてしまっては何も話す事も出来なくなるからな。」
男F「やめとけ。そいつを殺した所で我々の組織がお前などに潰せる訳がない。」
甲信丸「・・・。」
男G「だから言ったろう。俺達を殺した所で組織は何も痛手を負わない。」
甲信丸「興覚めだ。今日は二人で勘弁してやろう。この分では俺が殺すのを辞めない限り、永遠に伝書鳩が湧いて出てきそうだ。」
男G「実際その通りだ。我らの主人をもってすればお前など、ただの掃除屋に過ぎん。・・・・まぁ待て!話を聞け!」
甲信丸「・・・伝書鳩も学習するみたいだな?」
男G「お前の力量は分かった。分かったから殺さないでくれ。」
甲信丸「俺は別に次の奴に聞いてもいいんだぜ?」
男G「我らの主人は”預言書”を欲している。”預言書”を女から奪え。」
甲信丸「なんなんだ、その、”預言書”と言うのは?」
男G「俺は伝言係りだ、それ以上の事は何も知らない。殺しても無駄だ。ころ」
甲信丸「何人、殺せば新しい事を吐くんだ? お客さんよぉ?」
男H「待て。待て。分かった。”預言書”については詳しい事は知らない。待て。待て。本当に知らない。待て。待て。ただ、我らが主人、”清澄真総裁”がそれを望まれているという事だ。」
甲信丸「清澄・・・は、また、偉いデカイ名前が出て来たもんだ。」
男H「そうだ。影の総理大臣と言われ、表舞台の政治、経済、外交、そして安全保障と言う名の軍事。それらを裏から取り仕切る、裏の内閣、真なる日本の王。清澄真総裁が、”預言書”を欲していらっしゃるのだ。お前はそれを手に入れ、我らの王、真なる王、清澄真総裁にお届けするのだ。」
甲信丸「裏世界の大物が、欲している物ねぇ。・・・面白そうだ。引き受けてやる。」
男H「偉そうな口を叩くなよ!清澄真総裁にかかればお前など、ゴミ以下にすぎ」
甲信丸「ついつい手元が滑っちゃうんだよねぇ。」
男I「待て、待て、話を聞け!何人殺せば気が済むんだ?」
甲信丸「いいねぇ、いいねぇ、切りが無くていいねぇ。・・・おい、情報はあるのか?」
男I「警察署から、女が”預言書”を持って逃走したと内閣府から情報が入った。警察と公安と両方で行方を追っている。」
甲信丸「重犯罪者じゃねぇか。はは。」
男I「警察と公安の両方を追っていれば、自ずと、女と接触できる。」
甲信丸「・・・なるほどねぇ。」
男I「それから、世界中の名のある殺し屋が、”預言書”を狙っている。」
甲信丸「そんなに貴重な物なんかねぇ、その、”預言書”とやらは。」
男I「いいか、よく聞け!清澄真総裁と取り引きしようなどと思うなよ?お前などすぐに蜂の」
甲信丸「蜂のなんだって?」
男J「お前は指示された物を持って来ればいいんだ。いくらお前が殺し屋で、力量があるとは言え、千人、二千人を一度に相手にできるかな?その気になれば清澄真総裁は戦争を起こす事も可能なのだ。」
甲信丸「へぇ。・・・面白いねぇ。やってみるのも悪くはないねぇ。」
男J「待て、待て、殺さないでくれ、俺は伝言役だ。」
阿久津「ああ、もう、臭いなぁ。」
署長「阿久津君、そんな事、言わないで警視総監のご命令なんだから、しっかり掃除する。」
阿久津「分かってますけど。・・・それにしても、君、よくハイムリック法なんて知ってたね?」
タンスジ「ああ?体術の基本でしょ?」
阿久津「お婆さんの命を救ったんだから、表彰もんだよ。」
署長「今の若い子にしてみたら、素晴らしいよ。うん。」
姑「まったく、こんなだから、家の嫁は。」
官房長官「お義母さん。お義母さんがいつも、ガミガミ言うから等々力君も、癇癪おこしたんですよ?たまには優しくしてあげた方が?」
姑「え?あたしが、いつ、あの嫁をイジメたって言うんですか? あんた、何も知らないくせに、何いってんのぉ? あの嫁はねぇ、わたしを殺す気だったんですよ?」
官房長官「まぁ否定はしませんが。実際、殺すつもりだったんでしょうし。」
課長「官房長官、こっち、床、終わりました。」
官房長官「はい、ごくろうさん。」
阿久津「そっちの人、大丈夫ですか? 立ち直れないみたいですけど?」
課長「ああ、なんでも、入れ込んでいたホステスに、子供が出来たとか言われて、ヘコんでいるんだ。かわいそうに。」
阿久津「それは、おつらい。」
タンスジ「毎月、50万、注ぎ込んでたのよ」
署長「50万? え?」
阿久津「ある所にはあるんですね。僕の安月給じゃ、どうにもならない金額ですよ。」
課長「女に熱をあげてね。家もマンションも買わない。旅行も行かない。普段の生活は質素そのもの。ただ、毎日、ホステスの所へ通って、金を落とすだけの人生だ。それなのに、女に子供が出来たなんて言われたら。」
官房長官「そりゃ立ち直れないよねぇ。寺田君。僕も同情するよ。」
課長「そう言っていただけると彼も少しは、励みになるかと。」
総理大臣「フガフガ」
タンスジ「・・・来たわ。厄介なのが」
署長「え? 誰が来たの?」
阿久津「どうせ警視総監じゃないですか?」
署長「ああ、また、ややこしいのが。警視総監がいなけりゃ平和なのに。」
女「おまたせぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
阿久津「誰? え?誰?」
署長「誰だね? 随分、かわいい女の子だねぇ。シマムラで売ってそうな ギャフ!」
タンスジ「あぁ~あ、言わんこっちゃない。」
阿久津「署長!署長! しっかりして下さい!署長!」
女「本当にうるさい!ノイズばっかり! アンタもうるさいとこのオジサンみたいに黙らせるわよ!」
阿久津「なんなんだ! 誰なんだ、君は!」
デスモゾーム「私は見ての通り、デスモゾーム!」
阿久津「え?」
課長「君、何いってんの?」
官房長官「最近の若い子は、なに言ってんだかまるで理解できないねぇ。」
デスモゾーム「私は見ての通り、殺し屋。アンタ達を殺しにきたの。・・・もう、下の階は制圧してきたわ。残りは、アンタ達だけ。フフン。私は見ての通り、優秀なの。」
タンスジ「ただの地雷系のクソギャルじゃないの!」
阿久津「制圧してきたって?もしかして、全員、殺したのか?」
タンスジ「そうよ、全員、殺してきたわ。」
デスモゾーム「私は見ての通り、完璧な殺し屋だけど、アンタ、話がわかるわね?」
阿久津「署長!署長!しっかりして下さい!署長!」
署長「ムムムム・・・・ムッムムム・・・・」
阿久津「お前! 署長に何をしたんだ!」
デスモゾーム「私は見ての通り、なんでもくっつけちゃうの。人って簡単に死ぬのよ? 口の上と下をくっつけちゃって、鼻の穴をくっつけちゃえば、息ができなくなって、死んじゃうの。そこのオジサンは、口の上と下をくっつけてあげたの。フフン。私は見ての通り、優しいからまだ生かしておいてあげてるのよ?」
署長「ムムムムムゥゥゥムム!」
阿久津「署長!署長!なんて言ってるんですか!署長!」
デスモゾーム「私は見ての通り、寛大だから、話をしてあげる。殺される前に、”預言書”を出しなさい!」
官房長官「お前も、お前も、”預言書”を奪いに来た殺し屋か!」
総理大臣「フアガガガ フガガガ!」
デスモゾーム「さあ、早く、殺される・・・・殺される前に・・・・・はぁぁ? なによこれ、なんで、鉄格子の中に居るのよ! 何してんのよ、早く、出てきなさいよ!殺してあげるから! ほら、早く!」
課長「官房長官、これはチャンスですよ」
姑「あなた、いい若い娘が、そんな足、出して、どうするの? お腹冷やしたら子供ができなくなっちゃうでしょ?親にそう言われなかった?」
タンスジ「・・・説教してる。」
デスモゾーム「なに?籠城するつもり? 殺されたくないから籠城するつもり? 私は見ての通り、気が短いから、早く殺したいのよ! ねぇ、ほら、早く!出てきなさいよ!」
草間「・・・ああ、トシコちゃん。」
官房長官「デスモ、デスモ?」
デスモゾーム「デスモゾーム。デスモちゃんでもいいわよ?」
官房長官「デスモちゃん?・・・お前は、誰に頼まれたんだ!」
総理大臣「フガ フガガガ」
デスモゾーム「清澄よ。役に立たない官房長官を殺して、あと、総理大臣も殺して、”預言書”を手にいれれば好きなものを買ってくれるって。私は見ての通り、物欲にまみれているから、欲しい物がいっぱいなのよ。」
タンスジ「清澄・・・裏の総理大臣か。まったく、次から次へと。」
官房長官「・・・清澄真総裁が動いている。殺される。僕は殺される。ああ、どうしたらいいんだ。僕は殺される。」
課長「官房長官、この牢屋の中にいる限り、あの娘は手出しができません。ここは安全です。」
官房長官「おお!なるほど! そうか、ここは安全地帯か!アンルイスか!」
課長「そこは玉置浩二ですよ、官房長官!」
官房長官「はは、そうだな、寺田君! ははは はははははは」
ガン
官房長官「ひぃ」
デスモゾーム「私は見ての通り、オヤジの寒いギャグが嫌いだから、すぐ殺してあげる!」
官房長官「ばぁーか!ばぁーか! 殺せるもんなら殺してみろ! 女はなぁ、オッパイがDカップから女なんだよぉ! お前みたいな小娘、女に入るか、ばぁーか!」
ガン
官房長官「いたい! え? いたい?え、君、味方じゃないの?」
タンスジ「オッサンしゃべるな、ムカツク! いつ、味方になった?」
デスモゾーム「やぁーい、やぁーい、殴られてやんの! 私は見ての通り、お釈迦様のように広い心を持っているから、楽には殺してあげない、早くこころ開けろ!クソオヤジ共!」
タンスジ「開いたら、まず、私があんたを殺してあげる!」
デスモゾーム「私は見ての通り、記憶力が弱いから分からないけど、アンタみたいなクソビッチ知らないけど?」
署長「ムムムムム・・・・ムムム ムゥムジュムムムムムムム」
阿久津「署長! なんですって?えぇ?」
署長「ムム・・ムムゥ」
阿久津「あ・・・い?」
署長「ムムムムム ムムムムゥムムムムゥ」
阿久津「違うんですか?」
署長「ムム ムム!」
阿久津「ソイ ソイ?」
署長「ムゥ ム!」
阿久津「パ イ?」
署長「ちがうよぉぉぉぉぉ、阿久津くぅぅぅぅぅぅん!」
阿久津「署長ぉぉぉぉっぉぉぉぉぉおぉ、喋れるぅぅぅんんんじゃないですかぁぁぁぁぁっぁぁ!」
署長「あ!」
デスモゾーム「え? 私は見ての通り、完遂する殺し屋なのに、どうやって、私の能力を解いた?」
署長「え? そんな事、言われてもぉぉぉぉぉぉ?」
阿久津「署長! それで、今、何が言いたかったんですぅぅ!」
署長「それなんだよ、阿久津くぅぅぅぅん! 牢屋の鍵、留置場の鍵だけどねぇ、あれ、警視総監が持って帰っちゃったんだよぉぉぉぉおぉぉっぉぉっぉっぉぉ!」
阿久津「え? それじゃぁ」
官房長官「開かないじゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁん!」
※本作品は全編会話劇です。ご了承下さい。




