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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

混沌

作者: さとー。

いきなり始まるよ!酔っぱらいの初投稿だよ!!





僕らには秘密基地があった


"あった"と過去形なのは奪われてしまったから

……目の前のヤンキーたちに

いつもの秘密基地は酒瓶と薬だらけ

秘密基地は跡形もなくなってた


君「……そ、そこは、僕たちの、秘密基地なんだけど……」

隣の君は声を震わせながら彼らに問うた


ヤンキーたちは何も言わずただこちらをジッと見つめ、立ち上がった


僕は怖くて目をぎゅっと瞑っていると

大きい音がした。びっくりして目を開くと

ヤンキーたちは狂ったかのように持っていた空き瓶でお互いの頭を殴りあっていた


何が起こっているか分からず、隣の君を見ると君は頬を緩めながら何が起こっているのか分かっているような表情でその光景を眺めていた


君「ねぇ、赤って綺麗だねぇ」

緩んでいた表情が恍惚な表情に変わっていた


僕はそれが怖くて逃げた

逃げて逃げて家に帰った


帰るとそこに君がいた

"家族では無い"君がいた


君は僕の家の暖炉を見ている

君の背中越しに中を覗くと見覚えのあるピンクの布地と紺色の布地が見えた

そういえば、帰ったのにお父さんとお母さんが居ない


僕「…お父さんとお母さんは…?」

君「2人とも罵りあって殴りあって……いい、最期だったよ」


僕は膝から崩れ落ちた…

そしてそのまま床に頭をぶつけ始めた


痛い、痛い、イたい、イたい、イタい、イタい、イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ

痛いのに辞められない、泣き叫んでも辞められない


床に頭をぶつけながら君を見上げるとさっきと同じ顔をした君がいた。


あぁ、そっか、全ては君だったんだね………


そこで僕は終わった


-後日-


警察「君が現場にいた子だね?」

君「はい」

警察「何が起きたのか説明してもらえるかな?」

君「彼は、ヤンキーに薬を飲まされました。そこから彼は豹変して笑いながら空き瓶でヤンキーを殴ってました。僕は怖くて、彼の親に彼を止めてもらうよう説得しに行きました。」

警察「なんで、警察を呼ばなかったの?」

君「僕たちは受験生なので問題を起こしたくなかったんです。」

警察「なるほど?続けて」

君「はい、止めてもらうよう彼の家に行って説得してるうちに彼は家に帰ってきて自分の親を空き瓶で殴って暖炉にくべて…それで………うっ」

警察「うん辛いのに話してくれてありがとう、カウンセリングだけ受けて帰っていいよ」

君「はい…ありがとうございました。」



さて、僕と君の間での物語には矛盾しかない

貴方はどちらを信じますか?

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