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最強キャラドリームデスマッチ

作者: 雷誅 萬刃

最終と言う事で投稿してみました。私のことを知ってくれると幸いです

「ん、ふわぁ······?」


 この石造りの風貌、見覚えがあるような?そもそも新婚旅行中のはずなんですが······。


「なっ!」

「おや······私の事を知っているんですか?やはり英雄の()ともなると有名n」

「まさか、数刻前に戦った姿とは全く別物になっているとはな」

「戦った?生憎私はここ数年蹂r······あぁ、龍牙さんとやらでしたか」


 思い出した。不思議な夢を見た時に私と戦った相手でしたね。という事はここはあの不思議な夢の中、という訳ですか。


「またあなたと戦うんですか?面倒くさいんですが······」

「いや、お前の相手は──」


 突然目の前が草原に変わったが何も驚かない。最近の転移門(ワープゲート)と変わりませんね。

 主催者は一般人だったりするんですかね?······もし、そうでないなら雑魚としか言いようがない。


『──試合、開始』

「なるほど······思い出してきましたよ」


 蒼色の目がこちらをじっと見ている。気に食わない······偽神ヴィクトリアを思い出す。

 この男の魔力量、凄まじい······威圧感すら感じる。主様にも匹敵するような量では?


「さっさとやろうぜ?」

「······ですね」


 迂闊に突っ込めば負ける······小手調べといきましょうか。楽な相手だといいんですが。

 両手から糸を出し巨大な弓矢と槍並みの矢を編み上げ、素早く矢を放った。


「アミノハバキリ!」

「中々歯ごたえがありそうだな」

「チッ!」


 何事も無かったかのように煙から出てきますか······どっちだ?攻撃は効いているのか?

 効いていないにせよ行動は一つ。近付いて首をへし折る。


「避けられるか?」


 大量の魔法陣が展開されている。もし止まっていたらお陀仏だっただろう。このまま首を······


「プレゼントだ」

「くっ!シャルル!!」


 爆発が起こったが怯むわけにはいかない。エリムサルエを使って隕石の軌道をこちらに変えた。

 もうじき落ちてくるだろう。感触的にに5km程度ですかね?こいつはこれくらいしないと勝てない。


「生きているとはな」

「何っ!」


 こいつ······早いっ!だが、私に速さ勝負で勝てるとでも?透明な障壁を作り出し、ほれを蹴り奴の右側に移動。

 そこに作っておいた障壁を蹴り脇腹にエリムサルエを叩きつけ、受け止めた······?


「その棍棒、いい得物だな?」

「ふぅぅんっ!」

「うぉっ!」


 頭を蹴りつけて側面に移動、背後から攻撃、いつの間に接近して······!?まずい!この距離避けられない!!


「ぐふぅっ!!」

「喰らえ·······」


 この距離でさっきの魔法陣を喰らえば負ける······わけがないっ!このまま突っ込む。この距離なら、外さない!!


「ほぉ」

「どりゃぁあぁぁぁあ!!」

「っ!?」


 浅いっ!でもこの距離······槍を外している時間は無い。このまま近付いて叩き潰す!!障壁を蹴って奴に近付く。


「ぬぅぅん!!」

「危ないな」


 衝撃でクレーターが出来たが、こいつには通っていない。まずい······この体勢では逃げられないっ!!


「ぐぅうっ!」

「隕石にはお前に当たってもらおう」


 腕を固められた。そうか······ちゃんと攻撃効くんですね。良かった······これで安心して腕を切り落とせる。


「さよなら」

「なに······?」


 腕を切り落として逃げ去った。今頃奴は私の腕と格闘している事だろう。跡形もなく消え去るがいい!


「ふんっ!痛い······」


 弓矢を編み上げ障壁で空中に浮かべ、そのまま放······この大量の武器!!シャルルを喰らって生きていますか······。


「シャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルルシャルル!」


 まだアミノハバキリ・絶の準備は終わっていない。こんな時に近付かれるたら奇襲の意味が無くなってしまう!


「ぐるるるるるるる!!」

「この獣風情が!邪魔をするな!!」

「キャウン!」


 糸で私を模した人形を編み上げ魔獣共を殲滅していく。これ神経使うから嫌いなんですよ······!!


「チッ!」


 糸人形がどんどん倒されるのが分かる。戦闘力は私とほぼ変わらないんですよ?主様でも30秒は使うのに······化け物ですねぇ!!


「ふん!!」


 エリムサルエを分離させ、薙ぎ払った。躱すのは分かりきっている。なら上からってのはどうですか?


「人形が邪魔だは」

「なっ!?」


 人形が全て塵になった······?こいつ、世界を書き換えたのか?主様レベルの猛者だ······勝てるかどうか怪しい。


「!?」


 何も無い。何もないが本能が言っている。逃げろ。これを喰らえば死ぬ、と。体は素直でもう逃げていた。


「恐ろしい本能だな」

「ぁ、が······」


 体が、動かない。しかし、ノコノコ出てきてくれたのならば喰らわせてやるのが礼儀というもの、喰らえ!!


「アミノハバキリ・絶!!」

「アブソリュートディスティネーション」


 アミノハバキリが消された?だが、この男も止まっている、チャンスだ!!やはり、こういう時こそチャンスは来るものなんだ!!


「ぐぇっ!!な、ぜぇ······」


 なぜこの男は何もしていないのに私の肉体が抉れている?っ!!なんだ?とてつもなくヤバい気配g······


『勝者、零人』


 何が、起こったんだ?一体何が······なぜ私が負けている······?どうして、なぜ?


「お前の名は覚え······」


 ──白露、3回戦敗退

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