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先生は何か凄い硬い剣?を渡されます。

カドトスさんが工房へ行ってから少し経つとズルズルと何かを引きずる音が聞こえて来た。


「何の音だ?」


カイルがそう呟くと工房の方から大きな剣の形をした何かを持ってきた。

何かと言うのは語弊があるだろうが俺にはそれが何となく剣の形をした岩にしか見えないからだ。


「カドトス…それは何だ?」


「おう、ごれはベルフェ剛石を削った物だ。」


ベルフェ剛石…聞いたこと無いな。

この世界特有の鉱石って事か?


「何でこんなに歪な形してるんだ?削れたならもうちょっと整えれなかったのか?」


俺が聞きたい事をカイルが聞いてくれた。


「ごれ以上の加工は無理と鍛治士全員が諦めだがらだ。」


「そんなに難しい鉱石だったのか?」


俺が聞くとカドトスはこの鉱石について詳しく説明してくれた。


「この鉱石はベルフェ山って言う鉱山を採掘していたドワーフが見つけた鉱石だ。」


「あっその山は聞いたことあるな。かなり昔に凄く硬い岩が出て来てそれ以上掘れなくて廃鉱になった山があるって。」


「おっ?カイルは知っでだが。カイルが言っだ通りに途中の岩が硬すぎで掘れなぐなっだんだ。」


へぇ、そんな山があったのか。

あれ?じゃあ、これはどうやって掘ったんだ?


「なぁ、これはどうやって掘ったんだ?」


「あぁごれは、偶然ベルフェ山を見に来でだオラのご先祖様が試しにミスリルの鎚で叩いだらちょっど傷が付いだって事で叩きまぐっだらミスリルの鎚と引き換えに岩がゴロっと取れたみだいだ。」


「どうやってこの形にしたんだ?」


「鉄っぽい見だ目だがら火にかげだんだが、一向に熱が通らないがらご先祖様は意地になっでミスリルの鎚で叩いてこの形にしっでオラのジジ様がら聞いだぞ。」


うわー叩いてこの形にしたのか…


「因みにミスリルの鎚って何本使ったんだ?」


「だしか、ある冒険者が協力しで67本も使っだって言っでだ。」


ミスリルの鎚が67本…おいおい、いくら金を掛けてんだよ。


「カイル…ミスリルっていくら位?」


「ミスリルって小型のナイフでも金貨30枚はくだらないはずだぞ…」


小型ナイフで金貨20枚…鎚のサイズをナイフ2本分に仮定しても1本で金貨40枚…67本で金貨2680枚…

ははは…ヤベェ。


「その協力した冒険者って?」


「ジジ様がら聞いた話だど、通りすがりのタグマ・シンヤっで名乗ってだらしいぞ?」


タグマ・シンヤ…タクマ・シンヤ…シンヤ・タクマ…はい、同郷の大賢者ですね分かります。


「そんな冒険者が居たのか…」


えっ?何々?嘘だろ?カイル、まさかお前は気付いて無いのか?



前の投稿から1ヶ月以上開いてしまって申し訳ありません。

次はもっと早く投稿出来ればと思ってます。

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