先生はグラーフさんに新しい魔法を報告しました。
マグマ魔法の上級を完成させた俺はグラーフさんに報告する為、宿屋に戻った。
「いらっしゃいませ、ってお帰りなさいトオルさん。今日はお早いんですね。」
「ただいま、ネネちゃん。今日はちょっとグラーフさんに用事があって早く帰って来たんだ。で、肝心のグラーフさんは?」
見た所、グラーフさんが見当たらないのでネネちゃんに聞いた。
「父さんなら奥で料理を作ってますよ。呼んで来ますね。」
「あぁ、お願いするよ。」
グラーフさんを呼ぶのはネネちゃんにお願いした。
だってそっちの方が絶対早いし。
何だかんだ、グラーフさんって親バカ何だよなぁ。
ネネちゃんがそれだけ可愛いって事か・・・実際可愛いしな。
「父さん、トオルさんが呼んでるよ。」
「おっ!そうか、今行くと伝えてくれ。」
「今、来るそうです。」
「だろうね、だって聞こえてるんだから。ははは。」
「フフフ、そうですよね。あんなに声が大きいんですから。」
グラーフさんの声の大きさに俺とネネちゃんは顔を合わせて笑っていた。
「おう、ネネと随分楽しそうじゃねぇか。魔法が完成したのか?」
「はい、何かオマケみたいな感じですけど上級が完成しました。」
「オマケ?どういう事だ?お前さんは俺直伝のマグマ魔法の上級を作ってたんだろ?」
「いや・・・何というか最初っからマグマの関係無い魔法だったみたいで完成した後に考えたらマグマ要素が全く無かったんですよ。でもその後、パッとアイデアが浮かんでそのままやって見たらマグマ魔法の上級が出来てました。」
「って事は何だ?お前さんはこの短期間で魔法を2つも完成させたって事かよ。お前さん本当に人間か?」
グラーフさんが驚いて目を見開いて聞いてきた。
「酷いなぁ、れっきとした人間ですよ。」
この世界の人間じゃないけど・・・。
「完成した魔法を見せたいので森へ行きませんか?」
と言ってもグラーフさんは忙しいだろうから日を改めた方が良いかな?
「かまわねぇぞ。さっき、夕飯の仕込みを終えたからな。処でお前さんは昼飯は喰ったか?」
そういえば、魔法開発に夢中で昼はまだ食べて無かったな。
「その様子だと飯を忘れて魔法の開発してたって感じだな。」
見事に見破られた。
グウゥゥゥゥゥゥ。
「腹減ってるなら言えよな。待ってろ、今、用意して来るから。」
俺の意思とは別に腹が勝ってに鳴ってしまった。
腹が減っては何とやらって言うし、丁度良いから食べて行くか。
「ほらよ、今日の昼はあんかけ炒飯だ。うまいぞ。」
綺麗なドーム型に盛られた炒飯が卵で覆われていてその上からたっぷりとあんかけがコーティングされたあんかけ炒飯が出てきた。
空腹の腹に良い匂いがガツンと来る。
「いただきます。」
俺は一口、また一口と止まらない勢いであんかけ炒飯を口にかきこんだ。
あっと言う間に無くなってしまった。
「ごちそうさまでした。」
昼食を食べ終わったので俺とグラーフさんは早速森へ向かった。




